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<159> 再び南フランスへ

6月〜7月にかけて南フランスへ行きました。日本経由でフランス往復し、日本に戻って4〜5日過ごしてサンフランシスコに戻りました。それからずっと忙しくしていたら9月になってしまいました。南フランスは穏やかな天候で、少し雨が降ったり気持ちよかったです。22名で旅をしましたが、とても楽しかったです。グラースはよくよく数えたら4回目でした。南フランスに関しては過去30年の間で数え切れないほど行っていますが、いつもラヴェンダーの季節なので、今度は少し違う季節に訪ねてみるのもいいかなあと思っています。
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今回は国際香料博物館(MIP)と併設植物園でしっかりと1日取って、ゆっくり見て回りました。それでももっとゆっくり見たかったです。一応写真にいろいろと収めて、報告会の用意の時に全部翻訳してまとめてみました。アーカイブ受講できるように近日中に整えるので、ご覧ください。南フランスの香料の歴史と共にMIPの展示を写真と説明で見ることができるので、一見の価値ありです。用意をするのにすごく時間を使ってリサーチして、終わってから1週間くらい首が痛かったです。
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今回はガリマールでの調香ワークショップを受けてきました。20年くらい前にしたことがあるのですが、その時はフレグランスに関して深く勉強したことがなかったので、今回は全然別の経験ができました。皆、とても一生懸命香水作りに励んでいました。このような調香台にひとりずつ1台使って調香できるのは素晴らしいです。担当してくださったマノンさんは日本に1ヶ月ほどご主人と旅をして、とても楽しかったそうです。今回はあちこちでそのように話してくださる方が多かったような・・・日本人気があります。
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ガリマールは1747年に革なめし業者ジャン・ド・ガリマールにより設立されました。ルイ15世治世下の王室にオリーブオイル、ポマード、そのほかの香水を納入したそうです。フレンチ・リビエラの温暖な気候は香り高く繊細な芳香植物の栽培に適しており、グラースは世界の香料の中心地として知られるようになった大きなきっかけをつくった方です。そんな歴史ある香料会社でのひととき、とても楽しかったです。
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MIPもフラゴナールも可愛いイエローの建物で雰囲気があります。そして正面玄関や路地にはピンクの傘がたくさん。これがとても象徴的で写真映えします。ちょうど小雨が降って便利?な感じでした。お昼休みに美貴ちゃんとレストラン探し。
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あああ!ネリーが前に食べさせてくれたフガスというパン。フガセット・ベンチュリー二と書いてありますが、オレンジフラワーウォーターが練り込んであります。後で調べたら、有名なお菓子屋さんだった・・・次は素通りしないようにします。
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この後にネリー・グロジャン博士の博物館跡(去年閉館)にあるAir B&Bに泊まり、料理教室、ヨガ教室、ネリーの誕生日パーティーなどしましたが、前に来た時とは少し違う感じになっていたので(博物館が閉鎖されたり、ネリーがスイスを拠点にし始めたこともあり)時の流れを感じました。「すごく頑張って皆のため用意をしたのよ」と言ってくださいましたが、2ヘクタールの土地と大きな14世紀の修道院跡のメンテナンスは本当に大変なことと思います。
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ヴィーガンローフードの料理教室。「手で混ぜるのよ〜!」
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お誕生日は7月1日なのに6月30日にパーティー。「どうして?」と聞くと「だって私は深夜過ぎに生まれたから、これでいいのだ!」と相変わらず。40人くらいの楽しいパーティーでした。ネリーの前世の思い出をジャン-フランソワさんが歌にしてくださったそうで、ギター片手に歌ってくださいました。

ネリーの所はアヴィニヨンなので、久しぶりに教皇庁も訪ねました。今回は各自iPadを渡され、説明や過去の装飾などは全て説明してくれて、ガイドさんは必要じゃないかも・・・という状態でした。能率的です。
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世界中の言語が聞こえてさすが!という感じでした。前回行った時よりも中国系の方が少なくなった感じがしました。オリンピックの方に行くからかしら?

こんな感じでまだまだ行ったところはありますが、ご報告まで。

# by lsajapan | 2024-09-11 18:15 | 海外にて

<158> 昔の写真を見つけました2

このブログの前々回<156>の投稿の続きです。もう直ぐ南フランスの旅行が始まります。今回は総勢22名で香りの旅としてグラースとニース、そしてネリーの住むアヴィニヨンを訪ねます。途中でもちろん高地ラヴェンダーの視察をヴァランソール高原とソールに出かけます。久しぶりのネリーのピクニックランチもあり、蒸留所に行ったり、ローフードやデトックスの講義を受けながらネリーのご自宅(3ヘクタールの敷地の14世紀の修道院を改装した建物)に泊まります。前回は7年前だった!信じられないです。
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ネリー・グロジャン博士の香りと香水の博物館の入り口にて

そう、そしてもっと昔の写真の紹介をします。こちらはロンドンのIFAのオフィスでワンダ・セラー氏のセミナーをお願いした時、この時に直接初めてお会いし、それから私の占星術の師匠になってくれました。この後日本にお招きしたのが13年ほど前です。福島の地震で延期したのですが、勇敢にもその3ヶ月後に来日してくださりました。現在はロンドン占星術協会(Astrological Lodge of London)の会長を務められています。メディカルアストロロジーとホラリーアストロロジーについて何年も勉強させていただきました。現在は会長職が忙しく、個人を指導していないそうですが、ラッキーでした。彼女は「アロマテラピー84の精油」で有名ですよね!そして中近東への植物のリサーチを長くやって来て「乳香と没薬」(フレグランスジャーナル社刊)を出版しました。私は「ペトラ」を翻訳させていただき、こちらもフレグランスジャーナル社から出版しましたが、現在はLSA Japan よりAmazon Kindleで出版をしています。引き込まれる素晴らしい歴史的史実に基づいたフィクション小説です。どのような食生活をしていたか、薬用植物や香料を使っていたかが紹介してあります。
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ワンダさんはアリス・ベイリーの研究も極めていらっしゃいます

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これはカート・シュナウベルト博士とミュンヘンにて

シュナウベルト博士は現在、近所(と言っても車で30分ですが)に住んでおり、時々お会いする機会があります。すごく優しくして下さり「精油のヒーリング・インテリジェンス」の翻訳時もサポートをよくして下さいました。今年の3〜5月にはLSA JapanのためにZOOMセミナーをしてくださり、たくさんの方に参加していただきました。アーカイブセミナーも受講可です。可愛いジョークがちょっと入って、難しいながらも楽しく受講できます。
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こちらはIFAのテュータートレーニングでドリーン・ユージス氏の通訳をしました

母が亡くなる前月で、毎日両親の家にいたい気持ちが強かったのを抑えての連続5日間の仕事でした。集中力を絶やさないように気をつけ頑張りました。2013年のことです。この数ヶ月後に「アロマティック・アルケミー」をフレグランス・ジャーナル社から出版しました。
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シュナウベルト博士の主催するPIAカンファレンスで香道について紹介し、昼休みには香りを試していただきました

日本の伝統文化への憧れはフランスだけでなく、アメリカでも強く感じます。香りの聞き方を教えると皆並んで、静かに聞香していきました。そして涙が出てきてしまう人が割といて、いかつい男性も抱き合って泣いていました。響くものがあったんでしょうね。私はニッコリ見守るしかなかったのですが、リアクションに戸惑いました。携帯でずーと私のやっていることをビデオに撮っている人もいて、ちょっと恥ずかしかったです。
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これはお宝写真中のお宝!ピエール・フランコム氏との2ショット!

実はカートのカンファレンスにもいらしてたのですが、これはその数年前のマダガスカルのノシべにて撮りました。嬉しいよ〜 この後にはIFAのカンファレンスでも通訳させていただきました。彼の英語はとても大変なのでフランス語から日本語に通訳する人を勧めましたが「イギリスからの参加者も多いので英語から」との本部からのお達しで私が頑張った次第です。大阪から山本淑子先生もフランコム先生をお迎えにいらっしゃり、3人でお昼を食べたりして楽しかったです。このあとは一緒にコルシカ島にも旅行することができました。

自分の過去の活動をゆっくり振り返るって面白い経験でした。もっとたくさん学校内のこともあるのですが、外部との尊敬する先生方との写真をシェアさせていただきました。










# by lsajapan | 2024-06-16 03:50 | アロマテラピー

<157> ティスランド氏の通訳をさせていただきました

もう1週間経ってしまいましたが、先週は14年ぶりにロバート・ティスランド氏の通訳をしました。「アロマサイコロジー」のコースの紹介で、私の通訳を入れると1時間20分のセミナーとなりました。私もAromatheriiが主催しているこのコースに参加させていただくことになり、楽しみにしています。ティスランド氏はロサンジェルス、私はサンフランシスコ、そして主催者の志馬さんは東京で、数百人の受講者の多くは日本だと思います。緊張しますが、始まったら集中するので、時間はあっという間に過ぎていきます。最初は3人でご挨拶してからスライドを見ながらセミナーを進めます・
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このポスター私も持っています!80年代にティスランド氏が作成した「サイコアロマセラピー」のポスターです。人気テレビドラマ「フレンズ」でも使用されたということですが、ここに載っていることはティスランド氏本人が「今では少し違う意見を持っている」とのことで、さらに解明されたことがたくさんあるとのことです。今回のコースでどんなことを紹介してくださるか、楽しみです。
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こちらは2010年にIFAのカンファレンスで2日続けて通訳させていただいた時の写真です。300人以上がいらっしゃったので、緊張したのと暗闇だと字がよく見えなくなってきたようで(年のせい)本番でびっくりしました。用意したメモがよく読めず、聞いた言葉と自分が調べたことの記憶をたどって通訳しました。もう14年も前なんですね〜




# by lsajapan | 2024-05-18 12:20 | 近況報告

<156> 昔の写真を見つけました(その1)

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今日はロバート・ティスランド氏の「ニュー・アロマサイコロジー」の講座を通訳します。15年前にIFAのカンファレンスで300人以上の前で通訳を2日に渡りしたことがあるのですが、それ以来です。それと別件でAromatika magazineの秋号にインタビューを掲載されるそうで(すでに録画のインタビューは数ヶ月前にしました)今までの活動と10枚ほど写真が欲しいと言われ、デジタルのものとデジタル以前の写真を少し探してみました。
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最初は28年くらい前のプロヴァンスのカリス成城主催のアロマテラピーツアーのツアーリーダーとして招かれた時の写真です。いろいろな方とお会いして、この時にネリー・グロジャン博士の博物館に行きたいと希望を出して、初めてお会いしたのですがそれから長いおつき合いになりました。この写真の中央が私で(若い!)向かって左隣は「ラベンダーとラバンジン」を書いたクリスティアヌ・ムニエさんで、私がこの本をじっくりと読むのはその10年後でした。しっかりフランス語版を持って写真に写っているのに「本を何冊も書いている著者の方です」と紹介されて「素晴らしいですね」くらいの会話でした。今だったら聞きたいことがいっぱいあるのに。今回写真を探していて初めて気がついたんです。でも謙虚でシャイなクリスティアヌさんの雰囲気はよく覚えています。
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これはLSA Japanが始まる前の東京でのミーティングです。私の隣はパトリシア・デーヴィス氏の後を継いだLSA2代目校長のブレンダ・スコット氏で、私は彼女に直接アロマテラピーの指導を受けてきました。その奥はパトリシア・デーヴィス氏のお嬢さんのリディア・シャルクロス氏です。
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最初の7〜8年は毎年2回ブレンダが日本に来て1週間のマッサージの集中講座や一般セミナーをし、私が通訳を務める傍ら一緒に指導もしてきました。
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これはNAHA(アメリカのアロマテラピー協会)の第1回カンファレンスです。シャーリー・プライスさんが中央にいらして、私の後ろにいられるのはシェリル・ホアードさん。そしてそのご主人様とお嬢さんです。ご夫婦で音楽家でいらっしゃったことを覚えています。とっても優しく穏やかなシェリルさんはNAHAの会長もされていましたが、数年前にお亡くなりになっています。
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わーすごい懐かしい!ネリー・グロジャン博士のセミナーを通訳しているんですね。1997年です。LSA Japanも始まったばかりで、ものすごく忙しかったです。でもネリーとは気が合い、それからずっとほとんどの日本でのセミナーは私が通訳として指名されており「Nelly Handler」の異名を持ちます。どういう意味かと言うと「猛獣使い」のような意味合いがあります!割と率直にきついことも言う性格なので、機嫌が悪くなると大変なこともあったのですが、私が説得すると簡単に折れてくれるんです。常に情深いところもあり、信用した人には面倒見も良くとても温かい方です。
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これは2004年くらいかな?プロヴァンスに個人的に遊びに行った時にカフェでパスティスを一緒に飲みました。右側の方は建築家のご友人で、ネリーのご自宅の改築を担当していたと思います。来月、またプロヴァンスに24名で行くのでネリーとの濃い3日間が楽しみです。

今日はこのくらいで、そろそろティスランド氏の通訳の用意をします・・・続く






# by lsajapan | 2024-05-09 07:24 | 近況報告

<155> アロマティック・アストロロジー

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やっとKindle版を出版することができました。アロマテラピー占星術を実践するのには本当に便利な本です。ぜひ読んでくださいね!フレグランスジャーナル社が営業を終了してしまったので、原稿も持っているのでスタッフの協力により無事アップロードできました。ありがとうございます。
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現在”Green Magic"の講座をしているのですが、まるで自分がカリフォルニアに来て実現できた生活そのもののような感じです。”緑の魔女”と言うとエコロジカルなドイツの洗剤の名前みたいですが、実際は自然の中で超自然的に楽しくアロマティックに生きる女性たちを指すように思えます。春夏秋冬様々な植物を育てて、収穫したらジャムを作ったり、バジルペスト、ネトルペスト、エルブドプロヴァンスなどを作ったり、小規模な蒸留したりと庭に出ればいくらでもやることがあります。現在は北側の庭の土作りをしているのですが、全部きれいにトラクターで軽く耕してもらい、秋に豆類の種まきをしました。それが一面に育っており、腰ぐらいの高さになったら刈り取って乾かして、土に鋤き混むという計画で造園を手伝ってくださっているジェイクさんが色々教えてくれます。こんなオーガニックファームの先生のような方を紹介していただき、大ラッキー。
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昨年の11月
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コンポストを少し(といってもトラック1杯分)購入して、これを鋤き混んでもらいました。土に窒素分が足りないので豆類の種を一面に蒔くことをアドバイスされ、これが今月。
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今年の春は雨が多いので、よく育ちます。蝶々やリス、鳥たちが遊びに来てくれますが、昨日は七面鳥が来てました!家に籠って仕事をしていたと思えば外に出て野良仕事、ちょっと車で海まで。これがやりたかった!これはポイントレイズという場所なんですが、330段もある階段を昇り降りして岬の灯台まで行ってきました。少し違う方向にハイキングに行くと、アシカたちが人間が降り立てないビーチでのんびり子育てをしているのが見れました。まん丸に太っていて、のんびりしてますね〜。まだ肌寒いですが、春の訪れが感じられて良い日でした。
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日本はもうすぐ桜の季節ですね。素晴らしい情景が記憶の中に広がります。
で、最後の締めはやっぱりこの子達。ヴェガは目つきが悪〜いのですが甘えん坊です。マーゴット・ロビー似のキャラはクリクリの眼です。







# by lsajapan | 2024-03-29 16:08 | 占星術