<80> 南フランスとスイスの旅 その3

昨日は南仏アロマテラピーツアー報告会を開催し、ツアー参加者ほぼ全員が集合した上にさらにたくさんの方がいらしてくださり、とても楽しく進めることができました。2000枚以上の写真を整理して200枚のプロジェクターのための写真を用意し、自分のなぐり書きのメモをじっくり眺めて記憶をたどり、少しリサーチしたり復習したりしてまとめました。
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世界の芳香植物分布図
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これは訪ねた芳香植物園の奥様でペストリーシェフのオードリーさんの手作りのコンフィです
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おまけとしては、私たちグループが気になっていたものの、現地で食べそびれたオレンジフラワーのイドロラ(芳香蒸留水)入りのフガス(Fougasse:プロヴァンス地方の伝統的なパン)を義妹が当日朝に焼いてくれました!
食用オーガニック・オレンジフラワーウォーターをニースのオリーブオイルの老舗店で仕入れていたので、それをパン種に加える水分の100%として使ってもらったところ、とっても香り高いフガスができました。

アヴィニヨンにいる時にネリーにフガスのことを話したら「じゃ、買いに行こう!」と地元の有名なブーランジェリーに連れて行ってくれました。
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人気ブーランジェリーはこんな感じで次々とお客が途絶えず大忙しです
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小さな店構えですがクラッシックな雰囲気で、カウンターでご夫婦がお客さんの指差すものを包んでくれます。ものすごく素敵なパンばかりで全部欲しくなってしまいました。ネリーが教えてくれたフガスはバジルペストー入り
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どーしてお庭のイスに直接パンを並べるの?と思うでしょうが、私が熱心に写真を撮っていたら親切心でネリーがやってくれました・・・中央がフガス、向かって右はオリーブ丸ごとたくさん入った手の平に乗るくらいの大きさのもの。向かって左は、しっとりとしたパイ生地のようなパンで、タプナード(オリーブの実のペースト)がいっぱい入っています。これもやみつきになりそうなくらい美味しかった!

他のフガスはその店にはないそうで,私も結局オレンジフラワーのものは食べれずじまいでした。でもこんな形で皆で試食できるとは・・・義妹に大感謝です。そしてグラースのジャスミン、ヴァイオレット、ローズ・ド・メイのオーガニック・コンフィ(ジャム)やローズ・ド・メイの砂糖づけを試食したり、私が蒸留したブルボンゼラニウム、ローズゼラニウム、シナモンゼラニウム、ジンジャーゼラニウムのブレンド・ハイドロレートをゲロルシュタイナーで割って、冷たくしておいたものを皆で飲んだりしながら報告会は続きます・・・
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オードリーさんのスィートヴァイオレット。3月に咲きます

今回の新しい発見はAgastache anisee (Agastache foeniculum), Water mint,
Pink pepper, Cisteなどで、少し紹介します。最初のAgastache aniseeはアニスヒソップだそうで、素敵な花が咲き、葉がアニス味なのでサラダに入れて食べたり、花付きの枝を飲み水のピッチャーに入れて飲んだりします。昆虫忌避作用もあり、サシェに入れてフレッシュな香りを楽しみます。ティーは呼吸器や消化器の問題に効果的です。元々はメキシコ原住民が使っていたハーブだそうです。
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Agastache anisee ネリーのハーブ園で花盛りでした

ウォーターミントWater mint はMenthe aquatique (Mentha aquatica)と呼ばれており、アニスヒソップと似た効用ですが、こちらはスキンケア製品にイドロラが使われていました。
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Mentha aquatica

ピンクペッパーPink pepper (Schinus molle) はウルシ科の植物で、フランスでは
baies rosesまたはPoivre rose ポアブル・ロゼと呼ばれています。コショウボクの果実でブラックペッパーとは違う種です。訪ねた芳香植物園でも樹がありました。抗菌作用、消毒作用、抗炎症作用、癒傷作用、抗うつ作用、利尿作用、月経障害歯痛、リウマチに。昆虫忌避作用もあります。香りはブラックペッパーよりも軽く繊細でエスティー・ローダーのプレジャーズやエルメスのオー・デ・メルヴェイユなどの香水にも使われています。
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Pink pepper

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 Cistus ladanifer

シスタスまたはラブダナムCiste (Cistus ladanifer)はコルシカ島で見ました。葉に樹脂がベッタリと付いていて、とても良い香りがします。やはり繊細な葉を守るためだそうで、夏場は樹脂が多く、冬場は減るそうです。イドロラやエッセンシャルオル、アブソリュートを香水、スキンケアに使用します。アンバーグリスそっくりな香りがするので、古典的な香りを調香したい時はお勧めです。抗炎症作用、保湿作用、抗しわ作用などの魅力的な効用があります。ロタンシエルではシスタスとピンクペッパーは後もう少しストックがありますので、興味のある方はお問い合わせ下さい。

今月末にはウェブサイトがリニューアルします!とても素敵で読みやすくなるので、お楽しみに。そしてもうすぐジャスミン・サンバックのアブソリュートやアター類が届くので、秋のセールも9月に入ったら用意が整い次第、開催したいと思います。

メディカルアストロロジーの通信教育のテキストももうすぐ出来上がります。お待ちいただいている方々、遅れてしまい申し訳ありませんでした。なかなか奥深く、面白い内容です。四元素の考え方からチャートの読み方、アスペクトを含めた分析の方法など、できるだけわかりやすく、多くのサンプルチャートを出しています。かなり私も凝って書いておりますので、お待ちいただいた甲斐があるはずです!    
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# by lsajapan | 2015-08-25 14:07 | 海外にて

<79> IFA30周年記念カンファレンス

ちょっと時間が空いてしまいましたが、IFA30周年記念カンファレンスが2015年6月20〜21日に開催されました。2日間メインスピーカーとも言えるお二人(サルバトーレ・バタリア氏、ピエール・フランコム氏)の通訳を務め、責任重大と打合せや予習をしっかり頑張った2日後には息をつく暇もなく南フランスに向けて飛び立ち、17日間の大冒険の後は仕事が山積みで、やっと書こうと思いついたら今・・・です。遅ればせながら行けなかった方々のためにも少し紹介します。
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CEOのポーリン・アレン氏と会長のコリーン・オフラハティー・ヒルダー氏

IFAは30周年を記念して今年はロンドン、東京、北京の3箇所でカンファレンスが開催されます。場所によってスピーカーは変わりますが、日本では特にピエール・フランコム氏や熊谷千津氏、勝山壮准教授らが化学的研究を発表し、精油やキャリアオイルの研究が常に進んでいることを感じました。
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講演者の皆様

<東京のスケジュール>
6月20日
1.サルバトーレ・バタリア「統合アロマテラピー」
2.クリスティン・ペイジ「ヒーリングの核心へ帰る」
3.ジェーン・ジョンソン「姿勢アセスメント」
4.熊谷千津「アロマテラピーの精油・キャリアオイルに関する最新研究データ」

6月21日
1.ピエール・フランコム「精油は身体的・心理的痛みを軽減できるか」
2.ロジャー・ケリー「がんケアにおける精油」
3.ステファニー・ロード「アロマタッチー自閉症と発達障害の子供たちに働きかける」
4.勝山壮「精油ならびに精油成分の薬理学的基礎研究」

この2日間両日の1番手を通訳ました。どちらの先生方も、熱心で打合せも含めとても有意義で楽しかったです。5年前のカンファレンスでは2日続けてロバート・ティスランド氏の講演を通訳しました。ティスランド氏も素晴らしく熱心で、独自性があり、忘れられない思い出です。私がちょっと英語の心得がなければ、こんなチャンスは巡って来なかったと思うと、もっと勉強する気になります。

Salvatore Battaglia サルバトーレ・バタリア氏は“パーフェクト・ポーション”という精油ブランドをもっていらっしゃり、上下2冊で成る“アロマセラピー完全ガイド”を書かれました。オーストラリア国籍ですが、イタリア系の方なのでご自分でもおっしゃっていましたが、情熱的で明るい雰囲気で講演も熱気に満ちたものでした。少し内容をご紹介すると、様々な人達が精油を使用して仕事をしているけれど、アロマテラピストとは本来はどんな職業なのだろう?という問いかけから、アロマテラピーは現在アイデンティティーの危機に直面しているのではないかという状況を紹介します。そして我らシュナウベルト博士の本の引用をされました。シュナウベルト博士からも彼の過去のある論文を参考にするように言われていたので、本人にお会いできて良かったです。

カート・シュナウベルト博士の著書より:1999年「Medical Aromatherapy」
「20世紀の終わりの時点では、アロマテラピーの実践はアロマテラピストたちがしたいように決めた方法で成り立っている。秩序なくまとまりに欠けた理論のない実践である。定義づけるのは商業的な利益に色付けられている」

16年も前に出版された本からのかなりきつい意見ですが、バタリア氏は完全に同感だそうです。これは文句を言っているのではなく、シュナルベルト博士もバタリア氏もアロマテラピーが良い方向性に行ってほしいと願っているからです。講演中、以下のような問題提議をされました。

アロマテラピーはアイデンティティーの危機に直面している?
➢使用法の多様性と明確さの欠如が問題
➢治癒的特性はあるか?どのように?
➢使用法は?(精油は飲めるのですか?原液は?)
➢理論的な枠組みは?(何が中心で何が二次的なのか)

本当にこのポイントはアロマテラピーの弱点でもあると感じました。通常は特定の療法は決まった方法で資格を与えられた療法士によって施術される。でもアロマテラピーに関しては意見が様々で、方法も様々で、一方が厳しく禁止していることをもう一方は推進している。精油のクオリティーが様々で完全なコントロールは難しい。勉強のカリキュラムの幅が大きすぎて“アロマテラピスト”が自称から国際ライセンスまで幅が広く一定ではない。以上のような問題があることをお話しされました。

またオーストラリアでは看護師がアロマテラピストを兼任するべきだと言う意見もあるそうです。そうすると看護師だけがアロマテラピーを施術することになります。現実的ではないですよね。結局そうなりませんでしたが、元々フランスで医学的、化学的に発達したものがイギリスでよりマッサージセラピスト向けに発達して行くところから、バリエーションが様々な療法に変遷して行った発端なのだと思います。また、精油の様々な側面がフレグランス業界から食品、化粧品、療法、ヒーリングなど幅広く取り入られることは、素晴らしいことでもあるけれど課題も多いということです。

バタリア氏は鍼灸師の免許をもっており、伝統医学的な側面にも触れ、化学の勉強はするべきですが決して化学成分だけが答えではないということも言われていました。結局は様々な方法を必要に応じて統合的にフレキシブルに使用して行くアロマテラピーを目指し、バランスの良い施術をして行くことを推進され、以下のような領域において「統合アロマテラピー」は成り立つと結びました。

➢焦点を病気よりも治癒にあてる
➢個人の魂、心、コミュニティーが身体と同じく影響がある
➢全てのライフスタイルを考慮し人間全体を考慮する
➢個人の文化、信念、ライフスタイルを理解する
➢クライアントとしっかりと関わり洞察する
➢現代医療と代替医療両方を使う
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バタリア氏からいただいたチャクラオイル・セットは私のロタンシエルのものととても似ていて、やっぱり精油のエネルギーの表現は一貫性があるんだと感動しました。次の日に私のチャクラ・ブレンドをバタリア氏に見せると「ほんとだ、同じエネルギーだね〜」と喜んでくれました。

Pierre Franchomme ピエール・フランコム氏は「アロマテラピー大全」の共著者であり、現代のアロマテラピーの最高峰に立っていらっしゃる先生と認識しています。今回は身体的な痛みについての詳細な説明と効果的な精油についてお話しされました。痛みは文化的背景や本人の経験などの要因により個人差が激しいということや、痛みは心理/神経/内分泌/免疫現象である。発痛源に注意をはらう必要があり、発痛源に配慮しなければトリートメントは無駄になる可能性があるということなどを紹介されました。
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私も緊張しておりましたが、フランコム先生も緊張されていたようです

次に痛みのメカニズムを説明され、発痛物質は外因性または内因性の発生源より炎症が起こっている間に放出されるPGE2, LT, ブラジキニン、セロトニン、ヒスタミン、NK1などの発痛物質は様々な侵害(疼痛)受容体の作動薬となり、発痛物質が侵害受容体を刺激すると電流が生じ、神経繊維を通り脳に伝わることにより痛みを感じるということ、さらにゲートコントロールや神経伝達物質についての話、末梢性痛覚過敏や発痛物質について、中枢性痛覚過敏やNMDA受容器の拮抗薬などについても説明されました。

なかなか難しいトピックですが、結局痛みの発生とどのように精油で疼痛マネージメントできるかと言う興味深いトピックです。実際の精油の話になると突然皆さんが活気づきました。

末梢効果による鎮痛はショーガオール、ボルネオール、(-)-メントール、シンナムアルデヒド、アルファテルピネオール、パラシメン、メチルカビコールなどが効果的だそうです。

さらに抗炎症作用:NFkB抑制剤としてはフェンネル、アニス、スターアニスなどに含まれるアネトール、シトラール、酢酸オイゲニル、オイゲノールなどが紹介され、COX-2(シクロオキシナーゼ2)阻害物質としては、サルチル酸メチルがやはり効果的で抗炎症作用と鎮痛作用を示すとのことです。

他にも抗けいれん作用もあるヴァイテックス(Agnus castus)に含まれるクレロダジエノールが効果的であることや、アドレナリン遮断剤、交感神経抑制剤として(-)-リナロールを紹介されていました。さらにプチグレンは内因性モルヒネ様物質の産生を促すそうで、もっと精油の作用をしっかりと勉強しないと、宝の持ち腐れになってしまうと思いました。

さらにたくさんの情報を紹介して下さいましたが、これは新しい改訂版の「アロマテラピー大全」の出版を待つしかありません。もうすでに書き終えて、フレグランスジャーナルから出版されることが決まっています。翻訳作業が始まっていると思いますが、ティスランド氏の改訂版「精油の安全性ガイド」と共に重要な参考文献となりますね。

最後に今回のカンファレンスで私は功労賞をIFAからいただきました。「長年に渡るハイレベルなサポートを感謝致します」とのことです。いつも地道な仕事をしており、誰が見てくれているなど考えたこともなかったので、このように認めて下さるのはとても嬉しいことです。これからも多少仕事のスタイルは変わって行くかも知れませんが、頑張って行きたいと思います。
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一応いただいたシルバープレートの写真に撮ってみましたが、読めないですよね。このように書いてあります。

Appreciation Award
Presented To Ayako Berg
For Outstanding Dedicated Services To The IFA
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# by lsajapan | 2015-08-10 15:41 | イベント

<78> 南フランスとスイスの旅 その2

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南フランスを訪ねるときは、わりとネリーの誕生日にかぶることが多く、毎回誰かがどこかに連れて行ってくれて、楽しいミニパーティーをした覚えがあります。でも今年は泊まりに来ている何人かで庭で食事をしていました。
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ブラジルから来た有名ファッション誌の編集長が「ネリーはサプライズを期待しているんではないかしら?」と囁きます。「ええ!?私お土産ゼーンブすでに渡しちゃったもん。どうしよう・・・」皆同じで考えが甘かったと、後悔しつつフ〜ンと考え込んで食事を続けていると、突然暗闇の中サイプレスの林の陰からゴソゴソと音がして、誰かの声が聞こえます。ちょっと怖くなって固まっていると、急に10名程の人達がネリーのお母様のイレーヌさんを中心に、バースデーソングを歌いながらキャンドルに火がついたケーキ(もちろんローフードのケーキです)を持って来てくれました。初めて聞いたフランスのバースデーソングは可愛くって、探してみたら簡単。そのままBon Anniversaireという歌でした。
https://www.youtube.com/watch?v=tUdKbUlLNvs
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イレーヌさんはとても歌が好きなんですね。毎回何かしら機会があると美声を聞かせて下さいます。どうやらネリーとお母様は最近ちょっと何かあったようですが、親子ですもんね。すっかり仲直りして肩を抱き合って祝っていました。良かった良かった。イレーヌさんと共にやって来た人達は、5日間のローフードのセミナーの参加者たちです。モロッコやスイス、パリから来た方がいらっしゃいました。ケーキを食べた後は「今日は満月だからあの特別な石のところに行こう」ということになり、皆がネリーの庭のラヴェンダーの間をぬって歩きます。月がとても明るいのでライトがなくても真っ暗ではないです。
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「あの石」とは・・・ネリーの香りの博物館と住居は元々14世紀の修道院だったので、時々ここに泊まったことのある人々は修道士たちのエネルギーを感じることがあったのですが、ヒーラーたちが集まって5年前に修道士のスピリットを天国に送り出したそうです。皆安心して旅立って行ったそうで、記念に敷地内のパワースポットを探してクリスタルやジェムストーンを埋めて、最後に大きな石を置いて記念碑のようにしました。普通の記念碑と違うのは、そこの上に立って瞑想できるようになっているところです。私も立ってみたら、ビリビリするので驚きました。
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このサイプレスの奥に石が置いてあります。半分以上は埋まっています。
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ミュゼ(香りの博物館)の入り口部分です。建物を侵害しないタイプのツタで覆われています。

皆でその“記念石”の周りで手をつないで輪になって、歌ったり、実現したいことを言ったりした後に「皆と各々ハグしよう!」とのことで、全員ともれなく暗闇でハグして誕生会は終了。軽く12時は回っていました。とっても素敵な経験でした。
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ちょうどその頃、金星と木星が近づいていて誰でも気がつくくらい空で目立っておりました。金星と木星は古典占星術ではベネフィックと呼ばれる吉星で、その2つが獅子座でコンジャンクションということになれば、華やかな感じです。同時に月と冥王星も近づいていましたね。その数日前には月と土星がコンジャンクションしていました。月はすごく速く動くのですぐに状況は変化します。「それでどんなことが起こるの?」とネリーは興味津々。もちろん華やかな感じだけれど、結局自分のネイタルチャートと重ねて考えるのが重要です。自分自身のチャートだと獅子座22度となると5ハウスなので、創造性が刺激されたり、とても楽しいことが起こる・・・それはもう本当に楽しい旅行の真っ最中ですから、何も異存はありません。そして5ハウスにあるドラゴンヘッドと2度のオーブでコンジャンクション、パートオブフォーチュンとはトラインです。この2つは感受点で天体ではありませんが、幸運のポイントです。さらに5ハウスは子供のことも関係があるのですが、マシューはこの時にしっかりとインセンティブ(報奨金)を会社からいただいて大喜びです。何か良いことをしたんですね。詳細は知りませんが。何しろ明日はスイスに車で出発です。
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スイスの田園地帯はハイジの世界っていう感じで、とても静かで平和。でもみんな農道を車で思いっきり飛ばすんで怖い!
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# by lsajapan | 2015-07-27 00:31 | 海外にて

<77> 南仏 とスイスの旅:その1

2015年6月23日より7月9日まで南フランスを旅し、10日夜に戻って来たばかりです。まだ時差ぼけのある中、すぐに仕事に戻りましたが、今日はやっとお休みです。まだ片付いていないスーツケースの中から有機農場で買って来た精油類や、採取した植物、走り書きのメモなどを並べ、写真をダウンロードして(2000枚撮りました!)復習しています。でも本当に素敵な旅でした。ご一緒した皆様、どうもありがとうございました。今回の旅は一生の宝物となりました。
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ネリーのラヴェンダー畑

今回の旅は三部に分かれており、最初はLSAジャパンのツアーで、8人してニースやグラースの行きたかった場所(フラゴナールのお屋敷の方の博物館、その他いくつかの博物館、芳香植物園を何件か)を巡り、プロヴァンスではネリー・グロジャン博士のミュゼ(香りと香水の博物館)を再び訪問し、ラヴェンダー花盛りの高地ソーに出かけ、アルルではマルシェ(朝市)を回ったり、ノストラダムスの博物館と生家を訪ねました。
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アルルのマルシェ
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ネリーの「香りと香水の博物館」の19世紀の銅製蒸留器の前で

このくらいの人数だとまとまりがよくて、動きやすく、写真なども撮りやすく楽でした。ただガイドが現地のそれぞれの施設の方たちで(案外日本語ができるフランス人が何人かいらしてビックリ。皆、京都に1年住んでいたと言います)運転手のジャワットさんは英語ができず、頑張ってフランス語を使い会話しました。でも彼も31歳と若いので、あっという間に英語で数を言ったり、こちらもツアーにおいてよく使う言葉を暗記したりと建設的でした。彼はラマダン中で昼間は一切水も飲まない徹底ぶり。「夜の9時20分以降は飲食できるんだ」とのこと。でも香りのものには超反応してアルコールは一生飲まないけれど、香水はルンルン付けまくっていました。いろいろなレベルのムスリムがいるんですね。
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ネリーがご自宅で皆のためにベジタリアンランチを目の前で5〜6品あっという間に作ってくれました
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やはり南フランスの夏はロゼ。マーケット(シュペールマルシェって言うんですよね)にはロゼコーナーがこんな様子で圧巻。実はこのような棚があと3つありました

次はツアー終了後、ネリーのアヴィニヨンのご自宅に泊まり、それから建設中のスイスのヒーリングセンターへと5時間高速を走って訪ね、改修前のご自宅になる物件(大きな築100年以上のファームハウス)で4人してコミュニティー・ライフを3日ほど送り、森の中をハイキングしたり村長さん(女性です)のお家でバーベキューしたり、湖のほとりでワインを飲んだりしました。今回はスイスも含めてすべて晴天に恵まれ過ぎ、昼間の気温は35度以上で強い太陽が1日中照りつけ、9時過ぎまで真っ昼間状態、日が沈むのは10時近く・・・SPF50を塗っても汗で流れるし、帽子を被っても大きくは変わらず、結局真っ黒けになりました。
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アルルのホテルの目の前は円形闘技場。最初の夜はジプシーキングスのコンサートをしていて、大音響と5000人の人が。でも素敵な野外コンサートを外から楽しむことができました。ラッキー!

最後はスイスのジュネーブからニースに飛んで、ちょうどその日の夜に大阪からいらした山本先生のグループと合流です。ニースからコルシカへ飛び、2泊するのですが、ピエール・フランコム先生とアジャクシオ空港で合流し、コルシカの植物を見せていただくと言う豪華絢爛のツアーに混ぜていただきました。ゴツゴツとした岩山に独特の植物が育つコルシカ。アロマテラピーでは特別な精油が採れるので有名です。ローズマリーCTベルベノン、イモーテル、ブラックパイン、イニュラ、ジュニパーナナ、シスタス、グリーンマートル、シトラス類(シトロン、クレメンタインなど)がヒースやセントジョンズワート、ワイルドキャロットやフェンネルと共に元気に育っていました。フランコム先生に質問をたくさんすることもでき、山本先生と吉原先生のいつもながらの素敵な雰囲気が加わると、マダガスカルのデジャブ状態です。
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お魚大好きなフランコム先生

コルシカの下の方(西側)のアジャクシオからずーっとバスで中央山脈のモンテドル山を登って進みます。まるで箱根のターンパイクか日光のいろは坂のような激しいカーブが続き、車酔いしてしまいました。滅多にしないので、前回いつしたんだっけ?と考えたら、やっぱり前回コルシカに来たときでした!通訳の吉田さんが運転手のジャン・クロードさんに「もっと運転をゆっくりしてください」とお願いしたら「コルシカはこう運転しないとダメなんだ」との返事。そんなにガンガンブレーキ踏んでばかりでエンジンブレーキ使わないと、最後にブレーキが利かなくなるんじゃないのでしょうか〜?
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コルシカの絶景

アジャクシオから北上してコルス、そしてバスティアに行き、そこからニースへ戻り1泊した後に日本へ戻りました。まだ眠るとコルシカかどこかの風景が広がり、強い太陽と乾いた白い大地に大きな樹々が茂り、魂がまだヨーロッパの見知らぬ土地で迷子になっている状態です。

8月23日(日)14時〜17時に「南仏ツアー報告会」を開催します。新しい発見と情報を皆様にプロジェクターを使って紹介します。南フランスのオーガニック・ファームで買い付けて来た香りの紹介と即売や、限りなく優しい香りの希少なグラースのジャスミンやヴァイオレットのコンフィ(ジャム)の試食もします!詳しくはこちらへ。http://www.lsajapan.com/semi/20150724special.html
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大好きな山本先生と吉原先生とご一緒させていただきました。嬉しい〜
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# by lsajapan | 2015-07-13 14:10 | 海外にて

<76> The Secret of Coca-Cola: コカコーラの秘密

コカコーラは誰もが知っている飲み物ですが、どのくらいの方がその起源をご存知でしょうか?アメリカでは元々薬局で売っていたことなど、いつか書きたいと思っていたのですが、なかなか実現できませんでした。コカコーラはコカインの原料のコカの葉の成分が入っているとか、他の同種の飲み物のネーミングもドクター・ペッパーとかルート・ビアなど生薬の雰囲気が伝わって来ます。今回はコカコーラの興味深いストーリーと精油を使用したフォーミュラを紹介します。
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ジョージア州出身の薬剤師ジョン・ペンバートンは南北戦争の退役軍人で怪我の後遺症からモルヒネの中毒になり、危険な薬剤に代わるものを探していたところ、ペルーやボリビアの人々が2000年もの間使用しているコカの葉を知り、リサーチを始めます。心理学者のシグムント・フロイトがコカを推薦している文章を読んだり、すでに製品としてあったフランスのコカワイン(Vin Mariani)をヒントにしてコーラナッツとコカの葉を使用したワインをつくり出したのが始まりです。
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1886年にアトランタでは禁酒法が施行されたので、アルコールを抜いたレシピを作り直してコカコーラとして商標登録し、ジョージア州の薬局で神経強壮剤として販売を始めました。これは"知的飲料"と考えられ(今の"機能性"と同じような意味と思われます)ノンアルコールでありながら効果的な強壮作用や刺激活性作用を持つことで注目されました。美味しいだけでなく気分爽快にし、リフレッシュさせ、頭脳明晰化作用もあり,実際にカフェインを含むので頭痛や神経痛に効果的で、抑うつ、ヒステリー、吐き気などにも作用しました。

ビジネスは順調で4人のビジネスパートナーに恵まれましたが、ペンバートン自身は基本的にあまりビジネスに長けていなかったため、莫大な財産は手にせずに正式なサインした契約書もなく、癌で亡くなります。息子もアルコールと薬物中毒で早世します。

10年程前に雑誌(“New Yorker”だったと思いますが)に嗅覚についての記事が載っていて「鼻は香りを送り込み、脳(辺縁系)は反応する」という見出しがあり、読んでいるとインタビューしている調香師がレモン、ヴァニラ、ライム、シナモンの香料をムイエットに付けて嗅がせてくれたら脳が「コカコーラ」と囁いた・・・・という内容でした。そして最近読んでいるチャンドラー・バールの”The Perfect Scent”では、エルメスの調香師ジャン・クロード・エレナがオレンジ、ライム、シナモンをトゥッシュ(ムイエット)につけてチャンドラーにコカコーラの香りとして嗅がせてくれたと言うくだりがありました。
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そうそう、前に実際の秘密のレシピ“7X”をどっかで見つけたぞと思い、自分のコンピューターのファイルを探してみると、ありました!これです。

<7Xフォーミュラ> 目安として以下のフレーバー2オンス(約56.8ml)を5ガロン(18・9リットル)のシロップに使用します。
30滴 レモン
20滴 オレンジ
10滴 ナツメグ
10滴 シナモン
10滴 ネロリ
5滴  コリアンダー

これにコカ・エクストラクト、カフェイン、砂糖、ライムジュース、ヴァニラ、カラメルをブレンドします。これがシロップの部分です。このシロップはコカコーラ社が発売し、コカコーラ・ボトラーズが炭酸水で割って瓶詰めすると言ういうシステムです。でもこのフレーバーのブレンドは私たちのエッセンシャルオイルのコレクションでできるレシピですね!
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# by lsajapan | 2015-06-09 22:45 | インスピレーション