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<51> BALI and JAVA Part 2 バリ島とジャワ島その2

バリとジャワのフィールドトリップの報告会も無事終わり、現在はマシューに会いにサンフランシスコに来ています。アロマトピアにもリポート記事を出しますが、写真の数が限られていることもあり、フィールドトリップについてもう少し報告しようと思います。

まずはカンファレンスの後にバリ島のヴァニラ・プランテーションに行きました。ヴァニラはよく知っているつもりですが、どのようにあの真っ黒な鞘状の甘い香りのする物体はできあがるのか、説明で読み知っているつもりでも実際のプロセスは見たことがありませんでした。
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ヴァニラ(Vanilla planifolia:インドネシア語 Panili, Vannili) はマダガスカル、タヒチ、メキシコのものが有名ですが、バリでも良質のヴァニラを生産しています。ヴァニラはつる性のラン科の植物で、最初植えてから2〜3年経てさやを収穫します。さやえんどうのようなヴァニラの鞘を2ヶ月かけてキュアリング(保蔵処理)します。
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これは60度のお湯の中に2日程置き、3〜4週間ほど太陽の下で乾燥させ、その後3〜4週間ほど箱の中で発酵させます。ヴァニリンを0.2〜2%含み、これがカビを予防してくれますが、がくの部分にはヴァニリンがあまり含まれていないために、かびるとしたらそこからなので、気をつけなくてはなりません。そして発酵の過程で処理を誤ると全体がかびてしまい、商品価値がなくなってしまいます。
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大切に取り扱われ、鞘の長さや色、艶などのチェック項目があり、グレード別に分けられます。食品として取り扱われるためにマスクやキャップなどを装着しての作業です。最終的には収穫量全体の10〜15%だけがグルメ食品用として出荷され、残りはエクストラクトとして利用されます。
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インドネシアの歴史を調べ出すとかなり面白く、奥深い歴史、人種、宗教、地理,自然資源など、研究価値のある複雑で豊富な背景があります:インドネシアは1万8110の島々により構成されている共和国です。中世よりスパイス交易で有名で、スパイス・アイランドと呼ばれて来た数百の島々からなるモルッカ諸島(インドネシアではMaluku Islandsと呼ばれています)は主なスパイスの産地です。15世紀以前はこれらのスパイスはアラブ、インド、中国を経てヨーロッパに運ばれました。15世紀以降は大航海時代となり、ヨーロッパに輸出され、防腐剤や病気予防のために使用され、金と同じ値段で取引されました。最初はポルトガル人が訪れ、17世紀にはイギリスの東インド会社が勢力を拡大し、モルッカ諸島でイギリス、ポルトガル、スペイン、オランダが争いました。(スパイス戦争)1945年スカルノ大統領によりインドネシア共和国として独立します。独立の前には日本が支配した時代があり、かなりの援助や軍事技術の指導も行なっていました。人口比率を見てみると300の民族野中でジャワ人45%、スンダ人14%、マドゥラ人7.5%。マレー人7.5%、中国系は5%のみです。イスラム教徒が76%を占めています。

次はクローブについて書きますね!サンフランシスコにいる間にアップしようと思っています。
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by lsajapan | 2012-06-29 15:34 | 海外にて