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<7> エジプト大使館でのセミナー

6月8日月曜日、満月の夜6時からエジプト大使館でセミナーをしました。この企画は“アイシス・ラテール”というオーガニックの化粧品からライフスタイルまでを提唱するウェブマガジンが、今回「オーガニックコスメ厳選303」という単行本を発刊し、その記念イベントとしての一部でした。80名ほどの招待客(オーガニック化粧品を扱っている企業の方たちが主でした)とアブデルナーセル・エジプト大使も出席され、私のセミナーは「オーガニック・コスメテックスの発祥の地—古代エジプト」という題目で古代エジプトでの香粧品についてお話しさせていただきました。アロマテラピストとして多少リサーチをしたことはありますが、主題として話すのは(それもエジプト大使館で!)やはり少し調べものをしようと思い、自分の書庫を見ていたら5〜6冊の関連書が出て来ました。古代エジプトの歴史や世界の香料、樹脂についての本など、再びじっくり読んで学ぶことができました。

文明が高度に発達した時代であるのは有名ですが、特に新王国時代の第18王朝ハトシェプスト女王の統治時代の平和貿易などは香料の輸入の発展とその使用に大きく寄与したようです。フランキンセンスやミルラを輸入して香料や化粧品に使用し、その頃のナイル川はシダーとミルラの香りがしたそうです。キフィは有名なブレンドですが、最初は宗教上の使用、次には家で虫除けやネズミ除け、そしてよく眠るために使用したというのですから香りの心理的効用を知っていたわけです。本当にアロマテラピーの原点ですね。

メイクアップについても面白い事実をたくさん見つけました。あのエジプト特有のアイメイクは強い太陽を避けるため、虫除け、感染予防の他、邪眼よけのためでもあったそうです。コフ(コール)という樹脂を燃やして集めたすすにさらに樹脂をまぜたものや、マラカイトやラピスラズリを粉にしたものを使いました。クリスタルセラピーでもこの2つの石は強力な力を持っているので、眼のまわりに付けたらどのくらいの眼力が出るかしら・・・・なんて考えます。セミナーの後のパーティーではエジプトの女性の学者さんに話しかけていただき、彼女のおばあさんが香料を扱っていたそうで、アロマテラピーとはどんなことをやるのかと事細かに質問されました。また、インドの化学者もいらして「インドのアイメイクも日よけと邪眼よけです」と教えてくれました。魅力的に見せるだけでなく、いろいろな役目があるんですね。

私自身よく古代エジプトが前世と言われるのですが、3000年もの長い歴史のある古代エジプトには、きっと皆一度は生きたことがあるのでは?なんて思ったりもします。今回のリサーチで多くのレシピを発掘(?)したので、それをエッセンシャルオイルで再現して「キフィ」と「クレオパトラ」の香油をつくり、皆が楽しんでもらうように回してみました。大使たちはきっと敬遠されるのではと思っていたところ、私の目の前でドロッパーを取り外して豪快に手に塗られていました。とてもオープンで笑顔の素敵な優しい大使でした。ご挨拶した際に「素晴らしいセミナーをありがとう。たくさんのことを学びました」と言っていただけました。

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          アブデルナーセル・エジプト大使と共に
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by lsajapan | 2009-06-10 10:07 | セミナー