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<107> サンタローザとナパバレー

またまた今年もサンフランシスコにやってきました。今回9月にしたのは他でもない九星気学の最大吉方が東京から見て年、月、日とゾロ目で揃ったからです。花菱先生にもお墨付きをいただき、祐気取りに来たようなものです。土地の産物をよく食べて飲んで、よいエネルギーを蓄えて皆様に還元できますように110.png 

土地の産物と言えば、Whole Foodsで見かけたサンタローザの野菜を紹介します。まずはカラフルなポテト類。大きいのは手の平一杯(指先までという意味)の大きさ、マッシュポテトに良さそう。小さい可愛いものは茹でてから、まな板の上に置いてから軽く手のひらでムギュッとつぶしてからオリーブオイルでフライパンで焼き色を付けてマッシュルームやチーズを加えてサイドディッシュにすると美味しいそうです。
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次はオーガニック・レモン・キューカンバー157.png 帰国前に必ず買って来て試食しなくっちゃ。
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カルボ・ネーロ、またはアリゲーター・ケールなどと呼ばれるダークな色をした細長いキャベツ。これを5mmの太さに切ってパルメザンチーズとシーザーズサラダドレッシングとあえて食べるとケール・シーザーになり、健康で美味しい一皿に。時々東京でも見かけます。お勧めです。
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こんなにいろいろな野菜が延々と並びます。コールラビ、レモングラスの茎、アーティチョーク、ルバーブ、茎付きのブラッセルスプラウツ(芽キャベツ)、セルリアック、パースニップなど。割となじみのない野菜が多かったりしますが、美味しいです。ちなみに白菜はこのあたりではナパ・キャベージと呼ばれています。
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今回の旅行は近い将来の移住・・・と言っても半々くらいにしようと思っているのですが・・・の拠点探しも兼ねています。ちょっと面白いので紹介しますね。いろいろと不動産を義兄の友人の不動産屋さんに連れて行ってもらい、何件か例として見て回りました。以下の写真の物件は今回はいかなかったのですが、こんな感じです。ハリウッドの俳優さんやワイナリーのオーナーが住むような御殿のような物件もありますが、普通のお家もあります。でも普通のお家で150〜300平米、バスルームは2〜3個ついているので、やっぱり生活のゆとりが感じられます。それでも2箇所一度にシャワーすると水圧が下がるとか騒いでいますが。まず最初のお家。これは4億円也。土地も24エーカー付き。1エーカーは4047平米です。想像できます?これは宝くじが当たったら買いましょう。
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これはもうちょっと現実の範囲に近づきますが、土地は2.5エーカーです。
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インテリアはちゃんとリノベーション済み。現在7〜8千万くらいですが、4年前は5千万円台。もちろんリノベーション前です。でもそっちの方がよかったな〜値上がりも激しいです。お庭が小さければ素敵なお家が5千万円台で買えますよ!
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これも同じくらいの価格帯ですが、土地は0.5エーカーです。でも同じくらいの土地と家を見に行ったら、シリアスにパーマカルチャーやバイオダイナミックスを実践するのに十分な広さというのがよくわかりました。義兄は2エーカー土地を持っていて、ほんの一部にお花やラズベリー、フェンネル、マートル、セージ、ラヴェンダーなどを植えていて、現在インスピレーションを待っているとのこと。彼は現在Men's Garden Clubの副会長をしているそうです。バイオダイナミックスの話をしたら「今、流行っているみたいだね〜」と興味津々。案外、数年後には皆で植物の世話を一生懸命しているのではないかしら?

サンタローザの隣にはセバストポールと言う有名なアーティストやヒッピー的な考えを持つ人々の住む町があり、そちらの方ではいろいろな面白いお店があったり、オーガニックガーデンもいくつもあります。ロングヘアーの若い男の子たちが一生懸命野菜の世話をしていたり、手描きのカラフルな看板があったりと何とも可愛い風景。

これはWild Flourというパン屋さん。本来はWild Flower(野の花)のはずですが、小麦粉と引っ掛けてこの店名にしたんですね。かわいい。若者たちがすごく活き活きと楽しそうに働いている。雰囲気からして皆で出資して利益を従業員で均等に分け合う共同経営方式だと思います。内装やドアは手作りです。奥に写っているパン釜は薪を使っていて、そこで焼いたパンはそれはそれは美味しくって、たくさん人が来ていて、外で座って食べれるところがあったりします。各々のブルーのセラミックのボウルの前にはパンの名前と共に「セルフサービスではありません」(勝手にとっちゃダメ)と書いてある!
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カリフォルニアワインで有名なナパにあるブルーノートにも行きました。主人の友人たちが出演しています。長年のジャズ〜フュージョン〜ラテンミュージックのミュジシャンたちで、タワーオブパワーと言うグループに属している人達もいます。日本にも時々来て、ブルーノート、コットンクラブ、インディゴブルーで時々演奏しています。アイコンタクトでタイミングをバッチリ決めて、リーダーが「次の曲は〜」と紹介したら、全員がササッと譜面を揃え直すところを見ると、割と順番などはランダムなんだなと感心。観客とミュージシャンの言葉の掛け合いや拍手のタイミングが絶妙。ナパは世界的にも有名なワインの産地ですが、のんびりしていて前日でもチケットが買えるのでビックリ。ベテランのミュージュシャンのライブを聞きながら土地のワインを飲むなんて、贅沢。義兄とパートナーのリーズ、主人と私、4人でブースをとって、CDまでいただいてしまいました162.png次の日はモントレー・ジャス・フェスティバルで演奏するそうです。
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インテリアも全部ブルー
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海も近くて森もあり、ローリングヒル(緩やかな起伏のある丘)、ビンヤード(葡萄畑)、恵まれた天候、自由な気運と本当に愛する土地です。今更ながらなのですが、東京が1200万人の人口なのに比べてサンフランシスコは80万人。なんと15分の1。信じられない。どおりでみんなリラックスしているわけですね。砂浜も夏休みが終わっていることもあり、見渡す限り10人くらいしかいない。犬が走り回ってたり、ジョギングしている人がいたり、孫とおじいちゃまが凧揚げしていたり。平和です。
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ところでスクールとしてはFacebookをしてから長いのですが、実はオマーン旅行以来、個人でも始めました。よろしければフレンドリクエストして下さいね!Ayako Bergで探して下さい。他に誰もこの名前はいないはずです。アメリカではAyakoの発音もスベルもわからないようで、皆苦しそうです。
「エイイエーコ」「ミヤコ」「アヨコ」何でもあります。でもずっとその調子なので慣れっこになっており、すぐにできたらビックリするくらいです。





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by lsajapan | 2017-09-18 16:24 | 海外にて

<104> オマーンへの旅:その3

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ラマダン期間限定オマーンからのデイツの特別パッケージ。すごく素敵ですね。
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前回のブログからすっかり時間がたってしまいましたが、今回はオマーンの名門香水店アムアージュについて紹介します。アムアージュは1983年にカブース国王の命により、国賓のための贈り物としての香水ブランドが設立されました。”Gifts of King”とも呼ばれ、旧約聖書に描かれているシバの女王がソロモン王を訪ねたときにフランキンセンスを献上したことをインスピレーションにしているそうです。
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このようにアムアージュの香りのコレクションには6000年前からの香料のバックグラウンドを持つオマーンの伝統が反映され、フランキンセンスを始め多くの天然香料をふんだんに使用し、パッケージにも18金を使うなど、世界で一番高い香水として有名です。
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        アムアージュの本店の入り口
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     担当のセールスパーソンがムイエットに香りのサンプルを   
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        グラースの香水工場を意識した雰囲気
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        箱詰め風景

オマーンの伝統と文化にはフランキンセンスが深く関わり、香油や乳香、バフール(薫香)などの店が多く見られ,人々が日常的に香料を頻用していることがわかります。オマーンでは男性でも女性でもすれ違うと夢見るような良い香りがします。男性が着用するディスターシャには胸元にタッセルが付いており、そこに香りをしみ込ませるようなのですが、ガイドのトゥビーさんは「一度もタッセルには香水を付けたことがない」とおっしゃっておりました・・・
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さらにお客様への香りのもてなしはとても重要です。歓迎の意をこめてフランキンセンスを焚き、ミラァーシと言う特別なディスペンサーにローズウォーターを入れて手に少し落として香りを楽しんでもらったり、コーヒーにはカルダモンやローズを加えてデイツと一緒に楽しみます。
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アムアージュの最初の製品は「ゴールド」でエルメスやディオールの香水の調香師であったギィ・ロベール氏によりフォーミュレートされました。アムアージュ製品の特長としては、1つの香水に男性用と女性用が必ずあり、フタのデザインで見分けることができます。男性用は伝統的な短剣のハンジャルをかたどっており、女性用はモスクのドーム型になっています。初期にはオイルベースのアターがあり、これはムスリムの厳しい戒律に従うグループでは、アルコールは飲むだけでなく身につけるのも禁止されているからです。オマーンではかなり自由に香水は使われているようですので、現在ではアルコールベースの香水が主要商品となっています
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6種類のクラッシックサンプラーを購入してきました。さらにボディーローションなども数種類手に入れて、使うたびにオマーンの楽しかった旅の思い出に浸っています。7月21日の「フランキンセンスの全て」のセミナーは20名定員ですが、あと2名程でいっぱいになりますので、参加ご希望の方はお早めに・・・

そしてフランキンセンス・アイスクリームはヴァニラアイスクリームにドファール地方の東側に育つ最上級品のホジャリをパウダー状にしたものを少量加え(1パイントのアイスクリームに大さじ2〜3)ます。よく混ぜてから食べると,プラリネのような食感です。フランキンセンスには様々な薬効があり、そのまま樹脂を噛んでも、蒸留水を使用しても、薫香を使用しても、少しずつ違う成分が効果を示す興味深い研究結果があります。フランキンセンスの樹脂を蒸留してフランキンセンス・ウォーターをとりたいのですが、蒸留器は専用にしないと使用後に樹脂を完全に洗い落とすことができないのではと思い、まだ実行していません。オマーンから買い求めて来たフランキンセンス・ウォーターは保湿効果もあり、スプレーで顔に吹きかけると心癒されリフレッシュします。
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by lsajapan | 2017-06-26 12:47 | 海外にて

<103> オマーンへの旅:その2

オマーンの首都マスカットで数日過ごした後、飛行機で1時間45分でサラーラに移動しました。様々なところに行きましたが、やはり1万2千本のフランキンセンスの木が植樹されているワディ・ダウカの乳香公園が何とも印象的でした。ここはユネスコ世界遺産にも指定されています。
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フランキンセンス(乳香木)が自生している場所はオマーン、イエメン、ソマリア、インドなどです。それぞれ学名が異なります。オーバーラップするものもありますが、その中でもオマーン西南部のサラーラ(ドファール地方)のフランキンセンス(Boswellia sacra)が最上級品と言われています。
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乳香木は落葉性の低木で、2m程から大きくても8mまでです。8〜10年で樹脂を産生し始めます。
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樹皮は薄く、紙のように剥がれます。マンガフという用具を使用して薄く樹皮を剥がして1週間程置くと、ミルク状の白い樹液が固まって樹脂となります。樹脂は手作業で集められます。薄いグリーン〜白〜薄茶〜茶色と様々なグレードの樹脂があります。
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グリーンホジャリ

次にウバール遺跡を訪ねました。ウバール遺跡は1992年にNASAの衛星が特定して、100mもの砂に埋まっていた失われた古代要塞都市“シスル”を見つけ出します。コーランやアラビアンナイトにも登場した都市で、紀元前3000年頃からフランキンセンスの交易の中心地として栄えました。世界遺産のフランキンセンス・トレイルの出発点でもあります。港湾都市でもあり、船でもフランキンセンスを積み出しました
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なぜ滅びたかと言うと、乳香で栄えたウバール市民は不道徳で強欲であったために、アラーの神により滅ぼされたと言います、実際、地震か地盤沈下によるものと考えられています。
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シバの女王とソロモン王にも関係が深いと考えられている場所です

その昔、フランキンセンスは金と同じくらいの価値があり、宗教儀式や火葬に使ったり、薬や香料としても珍重されました。現在はそこまでいかなくても、今だに名産地であるのは変わりありません。そして現代では石油と天然ガスが産出するので、本当に金運に恵まれた国ですね。となりのイエメンではコレラが流行し、ISが活動し、女性が虐げられているなんて信じられない程です。そしてイエメンには石油や天然ガスのような自然資源がないと新聞で読み、ショックを受けました。同じアラビア半島の最南端の2つの国なのに・・・・

マスカットからサラーラに飛行機で移動し、一泊した後に4WD2台に分乗して私たちはルブ・アル・ハリ砂漠に向かいます。スムーズなハイウェイは王様がきちんと整備しただけあって超快適。途中から砂漠の風景になり、舗装道路出はあるけれどコンクリートは敷いていない砂漠道になり、その後、砂漠の道はなくなって砂丘になりました。そこに入って行く時にはムサレムさんとハッサンさんは各々自分の車のタイヤの空気をプシューッと勢いよく抜きます。「インパクトを和らげるためですか〜?」と聞くと「その通り」の返事。その後は大アドベンチャーの始まり。砂丘の砂は毎日形を変えるのですから、風景や地形では方向も行く道を判断できないです。通常のガイドツアーはGPSを付けるそうですが、ムサレムさんは何にも見ない〜!!どうしてかと聞けば「そんなことベドウィンに聞くな」だそうです。
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ラクダに注意

そして何だかどこに向かっているのか全くわからないまま、砂漠をどんどん進んで行きます。永遠のような気持ちさえするような長い時間、1年間に3mlしか降らない雨がザーザー降りだし、そんな中で砂漠を走ると雨煙がスーッと上がり、幻想的な風景を見せていました。かなり揺れるので写真は上手く撮れませんでした。その後、さらにデコボコの砂の上を登ったり降りたり、だいたい天井くらいの高さがあるようなところも乗り越えていました。大丈夫なのかな?と思いましたが、さすがプロ。でも帰り道はハッサンさんが2回砂にはまり込み、ムサレムさんと2人でシャベルを使って掘り返していました。手伝うことはありますか?と聞きたいところですが、却って足手まといでしょう・・・でもすぐに解決していました。
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雨がやっと上がると虹が見えて、皆の歓声と共に楽しく写真を撮っていると「ダブルレインボーだ!」との声。本当に2重になっています。素敵。夕日も見ることができました。
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ところでこのルブ・アル・ハリ砂漠はオマーン、イエメン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦に広がるアラビア半島の3分の1を占めます。英語では"Empty Quarter"と呼ばれており、アラビア語でも「不毛の地」という意味だそうです。65万平方キロメーターなので、日本の国土の2倍よりは少し小さいくらいです。こんなところで迷ったらどうしよう!
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設置トイレへの道
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宿泊したベドウィンテント

雨が降ったせいで空には厚い雲がかかり、星空は見えず・・・これもフランキンセンスと同じくらい楽しみにしていたのに。でも一晩のうちに空模様は変わるかもしれないから、ムサレムさんも「1時と4時にチェックして星が見えたら起こします」とのことでした。その晩、トイレに行きたくなり時計を見たら4時半。意を決して皆の寝息の聞こえる中、1人で何も見えないテントの外に出て行きました。宇宙人やオオカミやサソリ、変態などに出会わないかヒヤヒヤしていると、フッと上を見上げると満天の星。驚いてテントに帰ってから皆を起こし、全員で空を見上げて大喜び。とてもきれいでカルデア人やアル・ビルニー、アル・キンディーたちはこの星空を眺めていたのかな?と考えてしまいました。流れ星もいくつも見て、そのうちに金星が登って来ました。(でも方向が太陽とは違うので別の天体?)
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そして朝日

朝食後、8時半には出発し、運良く砂漠の灼熱の砂は経験せずに済みました。前日の雨が幸いしたようです。結局、ルブ・アル・ハリ砂漠では、雨、雷、虹、夕日、星空、流れ星、ご来光フルコースで見ることができました!

次はオマーンの名門香水店アムアージュのことについて書きますね。そしてフランキンセンスのアイスクリームやフランキンセンス・ウォーターのことも順次書きますのでお楽しみに!
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by lsajapan | 2017-05-16 23:24 | 海外にて

<102> オマーンへの旅:その1

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めずらしくゴールデンウィーク中に休暇を取り、オマーンにフランキンセンスの木(乳香木)と砂漠の星空を見に行きました。中東は現在様々な問題が起きていて敬遠されがちですが、安定した平和な国はいくつかあります。
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美しいスルタン・カブース・グランド・モスク
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アラビア半島
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その南東部がオマーン

オマーンはアラビア半島の南東にあるおとぎ話に出て来るような国です。実際、アラビアンナイトにも出て来る土地です。1970年までは様々な部族が住んでおり、部族同士の争いもあったそうですが、現在のカブース国王になってから急激に国が整えられて来たそうです。自然資源(石油と天然ガス)が豊富でインフラ、社会保障制度がある程度しっかりしており、人々が安泰に暮らしています。スルタンがしっかりと国を統治していると違うのでしょう。そして全てがきれいで清潔な雰囲気は(この土地には長い歴史がありますが)やはり新興国だからなのでしょう。
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カブース国王の写真です。あらゆるところに飾られています。これはアムアージュ本店で。
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デンゼル・ワシントン似のガイドのトゥビーさんがコーランを持って説明。この後にイスラム教についてのインフォメーション・センターで女性たちの生の声を聞くことができとても勉強になりました。とても向上心があり,頼もしいです!
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モスクに入る時には長袖、足首の見えないバンツ、スカーフを巻く必要があり、トゥビーさんに全員指南を受けました。モスクの入り口では4人の男女がジーッと入場者の服装チェック
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名門香水店アムアージュの庭にあるフランキンセンスの木

国土は日本の85%の大きさで人口は442万人(東京は1200万人)、イスラム教の中でも穏健なイバード派が主流です。アラビア語が公用語ですが、地方により方言がかなりあるようです。数字すら読めない私には全くわかりませんが
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外側がアラビア数字。4、5、6が想像を絶する形・・・・覚えられな〜い!

ドーハ(カタール)を経由して首都のマスカットにまずは行き、観光やアムアージュ(王室が経営に関わる香水会社)やグランドモスク、スークなどに観光し、その後にフランキンセンスで有名なサラーラに移動します。なかなか出版にこぎつけない「ペトラ」に出て来るラクダのキャラバンもサラーラから出発しています。主人公ライラの愛するハドロンはこの土地の出身です。彼の家のフランキンセンスの植林地がイナゴの大群に襲われるシーンや砂漠を旅するシーン、砂漠の夜の星空など、やっと体験することができました。
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うっすらとオレンジ色の素敵なルブ・アル・ハリ砂漠
ガイドのベトウィン出身のムサレムさんは4WDでスイスイと砂漠の小山を越えて運転。砂漠の旅はエキスパートと一緒でないと危険だとおっしゃっていました
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ムサレムさんの従兄弟のハッサンさんはアサヤを使ってベドウィンの踊りを披露してくれました(ポロシャツを着ているのが惜しい・・・黒いディスターシャだと素敵です。かわねちゃんがチョイワルオヤジと命名していました)

「ペトラ」の中でハドロンはとてもハンサムだと何度も繰り返されますが、オマーンに行って驚いたのはハンサムが多い!3人に1人は2度見どころか4度見くらいのハンサムでした。それにディスターシャを着ていると崇高に見えるので、それだけで魅力50%アップでしょうか?女性も黒いアバヤに身を包み、美しくメイクアップした目と香りでうっとりです。ディスターシャを着た男性も何人か集まっている近くを通ると何とも言えない芳しい香りがします。これは伝統的な習慣だそうですが、皆きちんと伝統を守っているところが素敵です。すっかりディスターシャとアバヤのファンになってしまいました。とってもエレガントです。
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フランキンセンス・スーク
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ガイドのムサレムさんとフランキンセンスの木

フランキンセンスの木にやっと会えて感無量。樹脂も染み出ていたところを味見させていただきました。甘くエキゾティックな香りが広がります。アロマテラピーの世界ではBoswellia cariteiiと呼ばれていますが、サラーラに行くとBoswellia sacraと表記されています。いろいろと調べた結果わかったことは、これは同じ植物を指し、学名の命名者H. J.カーターが混同したようです。(で、自分の名前を付けた)他にいくつかの学名が知られていますが、インドやソマリア産の近縁種です。

サラーラ(ドファール地方)は地図でもわかるようにアラビア海に面したインドからのモンスーン気候で雨期があります。雨期には霧や雨が多く、その湿った空気がサラーラの農業を発展させる要因でもあります。(ココナッツ、バナナ、ざくろ、パパイヤ、ナス、インゲン豆など)その湿った空気が山でせき止められた向こうの高地にフランキンセンスは自生しています。ここでも微気候(micro-climate)が関係し、独特の環境が最上級のフランキンセンス樹脂をつくり出します。

さらに詳しいフランキンセンスについての情報ですが、5月20日の午前中に開催する「オマーン報告会」までにしっかりとまとめようと思います。是非いらしてください。フランキンセンスの研究やフランキンセンス・ウォーター、そして話題のフランキンセンス・アイスクリームにも挑戦したいと思います。最高級品のフランキンセンス樹脂(ホジャリ)もお土産に用意しました。まだ柔らかく、ガムのように噛むこともできます。口内炎や消化器障害、泌尿器感染症などたくさんの効果があります。そしてフランキンセンスの精油も仕入れて来ました。5月中旬よりフランキンセンス・セールをしたいと思います。(樹脂、精油、ハイドロレート、ティンクチャー)
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アル・ブスタン・パレス・ホテルで。腰に正装の際、身につけるハンジャルを着けています

砂漠のことやシバの女王の遺跡、世界遺産のフランキンセンス・トレイルのことなどはその2で紹介しようと思います。
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by lsajapan | 2017-05-08 16:06 | 海外にて

<95> Réunion:レユニオン島に行ってきました!

インド洋に浮かぶレユニオン島。マダガスカルからは800kmほど東のところに位置します。セイシェル、モーリシャス、マイヨット、コモロなども近くです。
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そしてここはアロマテラピーを学んだ人の憧れの地でもあります。レユニオン島の旧名ブルボン島の名が付いた精油や農産物がいくつもあります。

ブルボンゼラニウム
ブルボンヴェティバー
ブルボンヴァニラ
ブルボンコーヒー
なぜそんなに特別なんでしょう?

行ってみてわかりました。約2500km2の島には2つの火山があり(ひとつは休火山ピトン・デ・ネージュ、もうひとつは活火山ピトン・ド・ラ・フルネーズ)ユネスコの世界遺産として2010年に登録されています。この火山によって約300万年前にできた島は、鉱物が豊富に含まれる火山灰土壌で、小さな島に高い山があることで上昇気流が発生しやすく、降水量が豊富です。季節は夏と冬(雨期12〜4月と乾期:5〜11月)ですが、南半球なのでこれから夏本番。
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元々は無人島だった島を16世紀にポルトガル人が発見して、17世紀にフランス領になりブルボン島と命名されました。何回か島の名前は変更されていますが、現在はフランスの海外県です。インフラや年金制度などがおとなりのマダガスカルとは全く違い、きれいに舗装された道路と清潔な環境、物乞いゼロ、動植物の管理、研究、自然保護などがしっかりと整っています。独自の生態系を持ち、固有種や園芸品種などが豊富です。
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ピトン・デ・ネージュの近くのピトン・マイドから下を見下ろすと、いくつか村が見えます。標高は2190mです。
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ゼラニウムを中心とした農家です。5種が植えられており、バリエーションが楽しいです。

温暖で降水量も十分なので、緑の深いところもある一方、溶岩でゴツゴツしたハワイ島のコナを思い起こさせる風景も見ました。標高の差によって気候帯も変わるので微気候(Micro Climate)が特徴です。
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サトウキビ畑が広がり、島の第一の農産物となっています。サトウキビからは砂糖だけでなくラム酒や家畜の餌、火力発電の燃料、ヴァニラのマルチングに使用したり、フル活用です。
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母がいつも紅茶やコーヒーに入れていたラ・ペルーシュ・カソナードのキビ砂糖もレユニオン産だったんですね〜なぜ茶色い角砂糖の角が崩れているものを愛用しているか、二十歳そこそこの私には想像もできませんでした。
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案外身近にあったレユニオン・・・・

https://www.arcane-jp.com/cassonade/
http://www.ucc.co.jp/bourbon/

ブルボン・ポワンテュという特別なコーヒー・・・・18世紀にブルボンコーヒーから変異したことが記録されていますが、ヨーロッパでは大人気となったそうです。その後、サイクロンの被害にあったり、戦争の影響でコーヒー農場は消えて行きましたが、20年程前からリバイバルとなりました。現地でも高価でしたが。味は格別、ちょっとチョコレートのような香りと爽やかな酸味を感じます。ガイドのジャン・リュックさんから聞いたところでは、ブルボンコーヒーは他のコーヒーと比較して50%程しかカフェインを含みません。再開発には日本の資本が入ったんですね。
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芳香植物の栽培も盛んで、いくつか農場も見学して来ました。ヴァニラはやはり世界一の風格がありました。ジャワ島の農園にも訪れたことがあり,キュアリングの説明も受けましたが、時間のかけ方などがかなり違うことがわかりました。今回は何種類ものヴァニラを育てているところを見ることができ、美しい花や人工授粉の方法、キュアリング、選別なども見学しました。
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ヴァニラの花:ラン科の植物なので、美しい花が咲きます。1日で枯れてしまうそうです。その間に受粉できなければヴァニラビーンができないので、レユニオン島では女性たちが受粉の作業をします。

ブルボンゼラニウムも学名=植物のような簡単な種ではないことがわかり、現在、一生懸命リサーチしています。何件かの農家を訪れ、どのような種類のゼラニウムを植えているか、蒸留はどのようにしているかをよくみせていただきましたが、学名や交配について調べて行くと、かなり複雑です。

11月6日の日曜日14〜17時に3時間かけて、今回の旅行で見学した植物類、そしてさらに詳細にリサーチしたことを紹介します。様々な精油やヴァニラ・エクストラクト、ヴァニラビーンを使ったお菓子(私が作ります!)やブルボンゼラニウムのお茶やジェリーを味わいながら、楽しいひと時を過ごしましょう。
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by lsajapan | 2016-10-09 13:31 | 海外にて

<94> サンフランシスコの夏休み

8月はサンフランシスコ(ベイエリア)で2週間ほど過ごしました。いつものように天気がよくて昼間は25度程度、朝晩は8度くらいまでに下がります。1年中同じような気候ですが、やはり夏はお花がたくさん咲いているし、華やかな感じです。今年は冬場にエルニーニョの影響で雨が多かったそうなので、例年よりも風景がよりグリーンです。でもエサレン・インスティテュートのあるビッグサーの内陸部では山火事が7月22日に発生してすでに7400エーカー(1エーカーは1200坪)を焼き尽くしています。4100人程の消防士が消火活動に従事しているそうで、モントレーの街角や家の前には"Thank you, fire fighters! We love you!" というサインや横断幕を目にします。
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モントレーには有名な水族館があり、久しぶりに行きました。でも入場料が49ドル95セント!年間パスかと思っちゃいました。マシューと2人(主人はゴルフ)で100ドルだ〜!それじゃあじっくり見ようと2時間半もクラゲやおいしそうなアンチョビやツナ、レスキューされた海鳥たち(特にパフィンが可愛い!)などから、イゾギンチャク、ウミガメ、スタインベックの小説の裏話の展示までよ〜く見て来ました。
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クラゲたちが美しく有名
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パフィン
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マシューの昼食。ロブスターサラダサンドイッチ・・・巨大です。

オリンピックはアメリカサイドから見るのは何度か経験していますが、中継される部分が全く違うので面白いです。もちろんアメリカの選手が主体となりますが、アフロアメリカンの女性の検討がすごく、体操、陸上、水泳で絶賛されていました。水泳はアメリカではアフロ系の選手はほとんどいないというのが伝統のようですが、今回アフロアメリカンの女性の選手(シモン・マニュエル)が金メダルを取ったので話題になっていました。日本の選手たちの体操や水泳の健闘も讃えられていました。

カリフォルニア大学バークレー校の植物園にも行きました。1万2千種類の植物が世界の地域別に植えられていて、マダガスカルからオーストラリア、地中海地方、南米、アジアの植物まで見ることができました。中国のメディシナルハーブのコレクションもあり、乾燥に弱い種は辛そうでしたが学ぶものが多くありました。カリフォルニアは基本的に乾燥地帯なので、家庭でも水を多く必要としない植物を植えるのが流行っており、ショップには多くのサキュランツ(多肉植物)がハーブ類と共に売られています。素敵なものがいっぱいです。ドライガーデン専門の本も売っています。南フランスと北カリフォルニアの気候は似ているので、ナパやソノマで良いワインが育つわけで、ローズマリー、ラヴェンダー、マートル、オリーブなどの植物もよく見かけます。標高の高い山は少なく、サンフランシスコは坂が有名ですが、ツイン・ピークスでも280メートルくらい。これが大きな違いですね。
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キャー!これ何?マダガスカルに育つカクタスの一種です。
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クラリーセージ
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エキナセア、ラヴェンダーなど
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マヌカ(赤花)

バークレーには大学付属のいろいろな施設が利用できて、ミュージアムにも行きました。チベット仏教のコレクションと中国の水墨画展をしていました。入場者が少ないので、ゆっくり360度眺めることができ、写真も撮ってかまいません。フラッシュはやめて、何枚か取ってiPhoneの壁紙にすることにしました。バークレーは昔から仏教に興味を持つ人達が多く、Shambala Publishingというチベット仏教専門の出版社もあります。チベット僧によるワークショップも年に何回かするようです。タンカやプリントを何枚か過去に購入したことがありますが、今回は仏画の描き方の本(かなり本格的なもの)を参考までに買いました。
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ジャイ・ウッタールというグラミー賞にノミネートされたアメリカ人ミュジシャンですが、インド系の音楽を多く発表しています。随分昔にナパのヨガの先生にCDを紹介されて,よく聞いていました。その彼がバークレーのナマステヨガスタジオで子供のためKIRTAN(キアータン)セッションをするというので、即申し込み。マシューとカイラとラナも一緒に参加して、楽しいミニコンサートでした。彼のようなレベルのミュジシャンがヨガスタジオで気軽に子供相手にインド神話をお話ししながら、一緒に歌って踊るなんて信じられないです。奥様(インドの方でした)も息子さんもいらっしゃっていました。他の参加者も小さな赤ちゃんから5才くらいの子供まで「ナマシバーヤ、ナマシバーヤ」と一緒にノリノリで歌いました。ガネシャやハヌマン、ゴーパラなどの物語を語り、踊ったり,歌ったり。最後はシャバアサーナのよう、皆で静かにお昼5分間。本当に魂に栄養を与えるような豊かな時間でした。
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Jaiuttal.com でジャイの活動を知ることができますが、私たちのコンサートの2日後にはサン・クエンティン刑務所(刑務所の中でも重罪犯が多く入っているので有名)でのコンサートがあったようです。ブログに書いてありましたが、凶悪犯もいる中で何回かコンサートをしてきたらしいのですが、通常は数人が一緒に歌って、踊る人は10数人、後は表情を変えずに座っているらしいです。でも8月8日のコンサートではマントラのドキュメンタリーフィルムを見た後だったらしく、全員が歌って踊ってくれたらしいです。宗教的なバックグラウンドも様々な中、すごいことと思います。
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日本でもエコロジカルな取り組みは進んでいますが、こちらでは1年前よりもさらに進み、お店では買い物をしても袋に入れるというのは、完全にオプションになっていました。「袋いります?その場合は10セントです」とか、店によっては「レシートいります?」「お願いします」と言ったらアイパッドにメールアドレスをインプットさせられて「はい、送りました」と完全にペーパーレス。「プリントアウトしないんですね」「そうです。プリンターはないんですよ」とスパイスショップの若い超ハンサムなインド系の男性。もちろん、それがいいですよね!オークランドのレイク・メリット沿いにあるこのお店はヨーロッパからインド、メキシコ、ジャマイカまで幅広いスパイス・ブレンドを買うことができて、とても楽しかったです。七味唐辛子も量り売りで売っていましたが、ちょっと色合いが違っていましたが・・・・スモークした塩やパプリカが流行しているようです。カプレーゼに振りかけてみたら、何とも言えない深い味わいがします。
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レイク・メリットの周りに植わっている木は皆ユタジュニパーのようにねじれています。調べてみたらオーストラリアンティートゥリー(Leptospermum laevigatum)だそうです。フトモモ科ギョウリュウバイ属、もしくはネズモドキ属と日本語では呼ばれているグループの木で、マヌカの一種です。ジュニパーはセイヨウネズなので、なるほどと思いました。
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バークレーにある“シェ・パニーズ”というレストランはご存知の方も多いと思いますが、オーガニック素材を使った料理、そしてカリフォルニア・キュイジーヌの発祥の地と言われています。オーナーのアリス・ウォータースの本は日本語版も何冊か出ていて、センスの良い健康的な料理を紹介しています。“食育”に関しても昔から取り組んでいて、小学校で野菜を育てて、実ったもので料理を作ると言うプログラムを行なっています。アメリカでも野菜はスーパーマーケットからやって来ると思う子供が案外多いそうです。そして日本では当たり前ですが、“旬の素材があって、それをどう食べるか考える”という姿勢です。だからシェ・パニーズではレストランの方では、その季節に合ったひとつのコースだけを日替わりで提案しています。カフェの方ではアラカルトもいくつかありますが、毎日仕入れたものでメニューを考えるスタイルです。お料理も美味しいですが、そこの根底に流れている精神がよいです。人気が出ても決して他に店を出しません。ウェイターもウェイトレスも料理人たちも、皆そろってグッドルッキング。そして仕事をとってもシリアスに捉えて励んでいる姿がよくわかります。素敵。受付業務をしている女性と話したら「30年働いています。とてもラッキーだと思っています」とおっしゃっていました。
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メニューの一例:おしゃれすぎる!!
➢オヒョウ(白身魚)のイチジクの葉での包み焼き、ペペロナータ(焼きパプリカのマリネ)とポテト、マジョラム、アイオリ添え
➢クリスピーポレンタ(トウモロコシの粉を煮てオーブンで焼いたもの)とグリルドズッキーニ、クランベリービーンズ、チリオイル添え
➢ロブスターラビオリ、シャンテレール(杏茸)、スクワッシュの花
➢ワイルドネトルのパッパルデッレ、マッシュルームとパルメジャン
➢夏野菜のミネストローネ、マージョラムペスト添え
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         クランベリービーンズ・・・・可愛い!
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           シェ・パニーズのエントランス

シュナウベルト博士とは家族ぐるみでお付き合いさせていただき、特に私の主人と息子さんのジュリアンが話が合う!特に車とファッション?いつも二人はちょっとだけジュリアンのスポーツカーでその辺をドライブに出かけます。前はカマロだったけれど、最近はムスタングにしたそうで、その型がマニアにはたまらないようで、よく知らないですが。私たちは精油の話や南フランスの今年の状況などを話しました。珍しいプロヴァンス産のヘリクリサムやフレッシュなイタリア産オーガニック・レモンなど、たくさん仕入れて来ました。今月末までセールをやっていますので、ショップサイトを見るかcontact@lsajapan.comにお問い合わせ下さい。シュナウベルト博士は11月に来日予定です。
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目の前の巨大ピッチャーに注目!これお代わりしていましたが、誰も顔は赤くならないし、何も変わらない。どうして?
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by lsajapan | 2016-08-27 23:42 | 海外にて

<82> アロマテラピー・カンファレンス in San Francisco 2015

2ヶ月もブログを書けないでいましたが、とっても活気に満ちた2ヶ月でした。まずはPEOT1期生はめでたくIFA認定試験に全員合格で一安心。初めてのことはいつも緊張します・・・生徒の皆さんもLSAを信じてひたすら頑張って勉強に励んでくれました。ビデオ審査やプロダクツ作成についても,皆とても熱心に下調べや試作されていたので、試験官のジョシーさんも感心していました。生徒の試作品のアンチエイジングクリームをチェックしつつ「私、これ必要だわ!」と言ってサンプルを意気揚々として持ち帰って行ったそうです。(各自の提出した5つのサンプルより試験官がランダムに1つ選んで本部で査定するため)皆とても工夫を凝らして良い製品を作っていました。
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11月6日〜8日にサンフランシスコでカート・シュナウベルト博士主催の第8回インターナショナル・アロマテラピー・カンファレンスが開催されました。主題は”Unlimited Possibilities”です。精油でどのようなことが可能か、様々な文化圏からの研究者や実践者を交えた素晴らしいカンファレンスでした。ゲストも豪華でピエール・フランコム氏(お会いするのは今年だけで3回目です!)、ロバート・ティスランド氏、ジョン・スティール氏(LSAの教科書でも脳波計のところで出て来ます)、マイケル・スコーラス氏(オープニングのスピーチだけでしたが、上手なスピーチで楽しかったです)、ミュンヘン・ツアーでご一緒してからのお友達、セドナ在住の蒸留研究家クレア・リシェ氏、同じくミュンヘンとバリでご一緒したマニュアル・リンパドレナージュで有名なヴェロニカ・ヤップ氏がシンガポールから参加され、他にもインドなどからの有名な研究者が何人も参加され国際色豊かなカンファレンスとなりました。
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ピエール・フランコム氏(身体的/心理的痛みのための精油)
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ロバート・ティスランド氏(発癌物質と抗癌物質:使用量による影響)
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ジム・ハリソン氏(精油の静脈血管内投与)
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アジャイクマ・クヌマカラ博士(植物とその成分による癌予防)
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クレア・リシェ氏(アリゾナ州の精油原料植物とエコシステム)
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美人のクレアと一緒に。来年は彼女のところに蒸留のお手伝いに行こうと思います
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ヴェロニカ・ヤップ氏(リンパ浮腫—アロマテラピーでの解決策)
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バーグ文子(日本の香文化と香道)鑑真和上が仏教と共に香を日本で広めました
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カート・シュナウベルト博士(アジアからの精油:アロマテラピーの新次元)

その他クロアチアの芳香植物の紹介、育児のための精油、乳癌を防ぐためのテルペン類、ペットケアなどの様々なトピックがありました。

シュナウベルト博士はこのところ、アジアの精油のリサーチに夢中で、私には前々からこのカンファレンスで日本特有の香文化を紹介しろと言われていたので、香道教室に参加したり、リサーチを続けておりました。アメリカで香を紹介するとしたら、どのように説明したら良いかしらとしばらく案を練り、パワーポイントと論文セットで主催者のシュナウベルト博士に早めに提出し感想を聞くことにしました。提出した次の日に"Excellent!"とOKが出たので安心しました。言葉の説明から入って歴史、日本の香文化の特徴、香の分類など45分間で何が話せるかとじっくり考え、途中で香りを試してもらおうかと思いつつも250名以上の人達にどうアプローチするか知恵を絞りました。塗香パウダーを少しずつ分けて手に取ってから擦り合わせて香りを聞いてもらったり、防虫香や誰が袖の中身をちょっとずつ和紙に包んで両面テープ(皆興味津々ですぐ開けるのは間違いないので散乱防止のため)でしっかり張り付け、さらにインクの匂いがしない手漉き風和紙に包んで用意したものを配ってもらいました。レクチャーが終わってすぐにとんで来た女性は「私ここに入れてるの!」と胸の間からさっきのお香を包んだ和紙を取り出して大喜び。多く言われたのが「日本のお香は全くの初体験」であまりの高貴さに驚いたそう。

私のレクチャーのあった日は、ピエール・フランコム氏から始まってノンネイティブ・スピーカー続きだったので、皆特徴のあるエキゾティックなアクセントを持っているので、あまり心配することないと自分に言い聞かせつつ、一応発音チェックを何回か主人に頼んでから臨みました。すごい反響があって、たくさんの人に話しかけられ、驚きました。日本文化はアメリカで人気があるんですね。
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次の日は昼休みの間に30分程、別室で聞香デモンストレーションをすることになり、50〜60人以上の方が聞香をされました。終わった後に抱き合って泣いている人達がいたり、男性でも感動して涙を流しているので、香りの力はすごいと思いました。昔読んだ「伽羅の香」という小説にも最初に香を聞いた時の劇的な経験が書かれており、緊張しすぎて全く余裕がなかった自分の経験とあまりに違うので、私も泣いてみたいです・・・
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聞香の方法を一緒にやってみる・・・茶道や華道は何年も習っている人がいるのに香道は初めての人ばかり

4つの香炉を用意して、それぞれに香炭に火をつけて落ち着くまで待って、灰を整えようとしたら手伝ってくれたカートのお弟子さんたち(と言っても私より10歳以上年上)が神妙な顔で「近くで見ていても良いですか?」「決してお邪魔はしません!」「部屋の外で持っている人達がいますが、時間になったら一人ずつ部屋に入れた方がいいですか?」何だか大ごとになっていて、皆自由に試してもらって良いですと言っているのに合掌して動かない人。それは違うと言っているのに印香の香炉を持ち上げて聞香し始める人・・・もう何でも自由で良いか。嵐のような質問攻めで、やっぱり来たかという感じです。熱心なのは素晴らしいことです。「どーして逆時計回りにまわすんですかー?」「どうしてあったかいんですかー?」「これガラスなんですかー?」「煙を吸うと身体に悪いんじゃないんですかー?」さっき全部3回くらい説明したんだけど・・・・人の出入りが激しいから何度でも説明します・・・「レクチャーの時に見せてもらった香りのパウダーのレシピを教えて下さーい」「あ、あれは日本で300年もの歴史のある京都のお香の会社の企業秘密ですよ」
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カートも参加

ピエール・フランコム氏とは再会を喜び合いコルシカの楽しい思い出や、「マダガスカルにもっとゆっくり来なさい。最低2週間ないと良いものが見れないよ」などとシュナウベル博士や奥様のモニカさんを交えてマダガスカルの話にうっとりと聞き入りいました。今回も6月のIFAカンファレンスの内容と基本的には同様の内容でしたが、写真やプロジェクターの写真を変えてお話しされていました。それとレクチャーの間にも質問される方もおり、付加的な説明を入れながらリラックスした雰囲気で進んで行きました。
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スリーショット撮ってしまいました

ジム・ハリソン氏はシアトルにある自然療法専門のバスティア大学の講師をされている先生で、自然療法医と共に感染症の重篤な患者(ここではMRSA)や癌治療の一貫に精油を点滴で使用する方法を研究しており、希釈度や一度の点滴溶液への容量などの紹介や副作用などを紹介されておりました。静脈内投与はバイオアベイラビリティ(生物学的利用能)が100%なので、気をつけなくてはならないことが多いですが、興味深い経路には違いありません。

今回のカンファレンスの報告会を年明けの2016年1月23日(土)の17:30〜19:30に企画しました。これからのアロマテラピーの方向性を垣間みるのに良い機会ではないかと思います。
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by lsajapan | 2015-12-04 18:18 | 海外にて

<80> 南フランスとスイスの旅 その3

昨日は南仏アロマテラピーツアー報告会を開催し、ツアー参加者ほぼ全員が集合した上にさらにたくさんの方がいらしてくださり、とても楽しく進めることができました。2000枚以上の写真を整理して200枚のプロジェクターのための写真を用意し、自分のなぐり書きのメモをじっくり眺めて記憶をたどり、少しリサーチしたり復習したりしてまとめました。
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世界の芳香植物分布図
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これは訪ねた芳香植物園の奥様でペストリーシェフのオードリーさんの手作りのコンフィです
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おまけとしては、私たちグループが気になっていたものの、現地で食べそびれたオレンジフラワーのイドロラ(芳香蒸留水)入りのフガス(Fougasse:プロヴァンス地方の伝統的なパン)を義妹が当日朝に焼いてくれました!
食用オーガニック・オレンジフラワーウォーターをニースのオリーブオイルの老舗店で仕入れていたので、それをパン種に加える水分の100%として使ってもらったところ、とっても香り高いフガスができました。

アヴィニヨンにいる時にネリーにフガスのことを話したら「じゃ、買いに行こう!」と地元の有名なブーランジェリーに連れて行ってくれました。
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人気ブーランジェリーはこんな感じで次々とお客が途絶えず大忙しです
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小さな店構えですがクラッシックな雰囲気で、カウンターでご夫婦がお客さんの指差すものを包んでくれます。ものすごく素敵なパンばかりで全部欲しくなってしまいました。ネリーが教えてくれたフガスはバジルペストー入り
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どーしてお庭のイスに直接パンを並べるの?と思うでしょうが、私が熱心に写真を撮っていたら親切心でネリーがやってくれました・・・中央がフガス、向かって右はオリーブ丸ごとたくさん入った手の平に乗るくらいの大きさのもの。向かって左は、しっとりとしたパイ生地のようなパンで、タプナード(オリーブの実のペースト)がいっぱい入っています。これもやみつきになりそうなくらい美味しかった!

他のフガスはその店にはないそうで,私も結局オレンジフラワーのものは食べれずじまいでした。でもこんな形で皆で試食できるとは・・・義妹に大感謝です。そしてグラースのジャスミン、ヴァイオレット、ローズ・ド・メイのオーガニック・コンフィ(ジャム)やローズ・ド・メイの砂糖づけを試食したり、私が蒸留したブルボンゼラニウム、ローズゼラニウム、シナモンゼラニウム、ジンジャーゼラニウムのブレンド・ハイドロレートをゲロルシュタイナーで割って、冷たくしておいたものを皆で飲んだりしながら報告会は続きます・・・
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オードリーさんのスィートヴァイオレット。3月に咲きます

今回の新しい発見はAgastache anisee (Agastache foeniculum), Water mint,
Pink pepper, Cisteなどで、少し紹介します。最初のAgastache aniseeはアニスヒソップだそうで、素敵な花が咲き、葉がアニス味なのでサラダに入れて食べたり、花付きの枝を飲み水のピッチャーに入れて飲んだりします。昆虫忌避作用もあり、サシェに入れてフレッシュな香りを楽しみます。ティーは呼吸器や消化器の問題に効果的です。元々はメキシコ原住民が使っていたハーブだそうです。
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Agastache anisee ネリーのハーブ園で花盛りでした

ウォーターミントWater mint はMenthe aquatique (Mentha aquatica)と呼ばれており、アニスヒソップと似た効用ですが、こちらはスキンケア製品にイドロラが使われていました。
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Mentha aquatica

ピンクペッパーPink pepper (Schinus molle) はウルシ科の植物で、フランスでは
baies rosesまたはPoivre rose ポアブル・ロゼと呼ばれています。コショウボクの果実でブラックペッパーとは違う種です。訪ねた芳香植物園でも樹がありました。抗菌作用、消毒作用、抗炎症作用、癒傷作用、抗うつ作用、利尿作用、月経障害歯痛、リウマチに。昆虫忌避作用もあります。香りはブラックペッパーよりも軽く繊細でエスティー・ローダーのプレジャーズやエルメスのオー・デ・メルヴェイユなどの香水にも使われています。
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Pink pepper

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 Cistus ladanifer

シスタスまたはラブダナムCiste (Cistus ladanifer)はコルシカ島で見ました。葉に樹脂がベッタリと付いていて、とても良い香りがします。やはり繊細な葉を守るためだそうで、夏場は樹脂が多く、冬場は減るそうです。イドロラやエッセンシャルオル、アブソリュートを香水、スキンケアに使用します。アンバーグリスそっくりな香りがするので、古典的な香りを調香したい時はお勧めです。抗炎症作用、保湿作用、抗しわ作用などの魅力的な効用があります。ロタンシエルではシスタスとピンクペッパーは後もう少しストックがありますので、興味のある方はお問い合わせ下さい。

今月末にはウェブサイトがリニューアルします!とても素敵で読みやすくなるので、お楽しみに。そしてもうすぐジャスミン・サンバックのアブソリュートやアター類が届くので、秋のセールも9月に入ったら用意が整い次第、開催したいと思います。

メディカルアストロロジーの通信教育のテキストももうすぐ出来上がります。お待ちいただいている方々、遅れてしまい申し訳ありませんでした。なかなか奥深く、面白い内容です。四元素の考え方からチャートの読み方、アスペクトを含めた分析の方法など、できるだけわかりやすく、多くのサンプルチャートを出しています。かなり私も凝って書いておりますので、お待ちいただいた甲斐があるはずです!    
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by lsajapan | 2015-08-25 14:07 | 海外にて

<78> 南フランスとスイスの旅 その2

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南フランスを訪ねるときは、わりとネリーの誕生日にかぶることが多く、毎回誰かがどこかに連れて行ってくれて、楽しいミニパーティーをした覚えがあります。でも今年は泊まりに来ている何人かで庭で食事をしていました。
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ブラジルから来た有名ファッション誌の編集長が「ネリーはサプライズを期待しているんではないかしら?」と囁きます。「ええ!?私お土産ゼーンブすでに渡しちゃったもん。どうしよう・・・」皆同じで考えが甘かったと、後悔しつつフ〜ンと考え込んで食事を続けていると、突然暗闇の中サイプレスの林の陰からゴソゴソと音がして、誰かの声が聞こえます。ちょっと怖くなって固まっていると、急に10名程の人達がネリーのお母様のイレーヌさんを中心に、バースデーソングを歌いながらキャンドルに火がついたケーキ(もちろんローフードのケーキです)を持って来てくれました。初めて聞いたフランスのバースデーソングは可愛くって、探してみたら簡単。そのままBon Anniversaireという歌でした。
https://www.youtube.com/watch?v=tUdKbUlLNvs
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イレーヌさんはとても歌が好きなんですね。毎回何かしら機会があると美声を聞かせて下さいます。どうやらネリーとお母様は最近ちょっと何かあったようですが、親子ですもんね。すっかり仲直りして肩を抱き合って祝っていました。良かった良かった。イレーヌさんと共にやって来た人達は、5日間のローフードのセミナーの参加者たちです。モロッコやスイス、パリから来た方がいらっしゃいました。ケーキを食べた後は「今日は満月だからあの特別な石のところに行こう」ということになり、皆がネリーの庭のラヴェンダーの間をぬって歩きます。月がとても明るいのでライトがなくても真っ暗ではないです。
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「あの石」とは・・・ネリーの香りの博物館と住居は元々14世紀の修道院だったので、時々ここに泊まったことのある人々は修道士たちのエネルギーを感じることがあったのですが、ヒーラーたちが集まって5年前に修道士のスピリットを天国に送り出したそうです。皆安心して旅立って行ったそうで、記念に敷地内のパワースポットを探してクリスタルやジェムストーンを埋めて、最後に大きな石を置いて記念碑のようにしました。普通の記念碑と違うのは、そこの上に立って瞑想できるようになっているところです。私も立ってみたら、ビリビリするので驚きました。
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このサイプレスの奥に石が置いてあります。半分以上は埋まっています。
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ミュゼ(香りの博物館)の入り口部分です。建物を侵害しないタイプのツタで覆われています。

皆でその“記念石”の周りで手をつないで輪になって、歌ったり、実現したいことを言ったりした後に「皆と各々ハグしよう!」とのことで、全員ともれなく暗闇でハグして誕生会は終了。軽く12時は回っていました。とっても素敵な経験でした。
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ちょうどその頃、金星と木星が近づいていて誰でも気がつくくらい空で目立っておりました。金星と木星は古典占星術ではベネフィックと呼ばれる吉星で、その2つが獅子座でコンジャンクションということになれば、華やかな感じです。同時に月と冥王星も近づいていましたね。その数日前には月と土星がコンジャンクションしていました。月はすごく速く動くのですぐに状況は変化します。「それでどんなことが起こるの?」とネリーは興味津々。もちろん華やかな感じだけれど、結局自分のネイタルチャートと重ねて考えるのが重要です。自分自身のチャートだと獅子座22度となると5ハウスなので、創造性が刺激されたり、とても楽しいことが起こる・・・それはもう本当に楽しい旅行の真っ最中ですから、何も異存はありません。そして5ハウスにあるドラゴンヘッドと2度のオーブでコンジャンクション、パートオブフォーチュンとはトラインです。この2つは感受点で天体ではありませんが、幸運のポイントです。さらに5ハウスは子供のことも関係があるのですが、マシューはこの時にしっかりとインセンティブ(報奨金)を会社からいただいて大喜びです。何か良いことをしたんですね。詳細は知りませんが。何しろ明日はスイスに車で出発です。
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スイスの田園地帯はハイジの世界っていう感じで、とても静かで平和。でもみんな農道を車で思いっきり飛ばすんで怖い!
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by lsajapan | 2015-07-27 00:31 | 海外にて

<77> 南仏 とスイスの旅:その1

2015年6月23日より7月9日まで南フランスを旅し、10日夜に戻って来たばかりです。まだ時差ぼけのある中、すぐに仕事に戻りましたが、今日はやっとお休みです。まだ片付いていないスーツケースの中から有機農場で買って来た精油類や、採取した植物、走り書きのメモなどを並べ、写真をダウンロードして(2000枚撮りました!)復習しています。でも本当に素敵な旅でした。ご一緒した皆様、どうもありがとうございました。今回の旅は一生の宝物となりました。
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ネリーのラヴェンダー畑

今回の旅は三部に分かれており、最初はLSAジャパンのツアーで、8人してニースやグラースの行きたかった場所(フラゴナールのお屋敷の方の博物館、その他いくつかの博物館、芳香植物園を何件か)を巡り、プロヴァンスではネリー・グロジャン博士のミュゼ(香りと香水の博物館)を再び訪問し、ラヴェンダー花盛りの高地ソーに出かけ、アルルではマルシェ(朝市)を回ったり、ノストラダムスの博物館と生家を訪ねました。
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アルルのマルシェ
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ネリーの「香りと香水の博物館」の19世紀の銅製蒸留器の前で

このくらいの人数だとまとまりがよくて、動きやすく、写真なども撮りやすく楽でした。ただガイドが現地のそれぞれの施設の方たちで(案外日本語ができるフランス人が何人かいらしてビックリ。皆、京都に1年住んでいたと言います)運転手のジャワットさんは英語ができず、頑張ってフランス語を使い会話しました。でも彼も31歳と若いので、あっという間に英語で数を言ったり、こちらもツアーにおいてよく使う言葉を暗記したりと建設的でした。彼はラマダン中で昼間は一切水も飲まない徹底ぶり。「夜の9時20分以降は飲食できるんだ」とのこと。でも香りのものには超反応してアルコールは一生飲まないけれど、香水はルンルン付けまくっていました。いろいろなレベルのムスリムがいるんですね。
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ネリーがご自宅で皆のためにベジタリアンランチを目の前で5〜6品あっという間に作ってくれました
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やはり南フランスの夏はロゼ。マーケット(シュペールマルシェって言うんですよね)にはロゼコーナーがこんな様子で圧巻。実はこのような棚があと3つありました

次はツアー終了後、ネリーのアヴィニヨンのご自宅に泊まり、それから建設中のスイスのヒーリングセンターへと5時間高速を走って訪ね、改修前のご自宅になる物件(大きな築100年以上のファームハウス)で4人してコミュニティー・ライフを3日ほど送り、森の中をハイキングしたり村長さん(女性です)のお家でバーベキューしたり、湖のほとりでワインを飲んだりしました。今回はスイスも含めてすべて晴天に恵まれ過ぎ、昼間の気温は35度以上で強い太陽が1日中照りつけ、9時過ぎまで真っ昼間状態、日が沈むのは10時近く・・・SPF50を塗っても汗で流れるし、帽子を被っても大きくは変わらず、結局真っ黒けになりました。
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アルルのホテルの目の前は円形闘技場。最初の夜はジプシーキングスのコンサートをしていて、大音響と5000人の人が。でも素敵な野外コンサートを外から楽しむことができました。ラッキー!

最後はスイスのジュネーブからニースに飛んで、ちょうどその日の夜に大阪からいらした山本先生のグループと合流です。ニースからコルシカへ飛び、2泊するのですが、ピエール・フランコム先生とアジャクシオ空港で合流し、コルシカの植物を見せていただくと言う豪華絢爛のツアーに混ぜていただきました。ゴツゴツとした岩山に独特の植物が育つコルシカ。アロマテラピーでは特別な精油が採れるので有名です。ローズマリーCTベルベノン、イモーテル、ブラックパイン、イニュラ、ジュニパーナナ、シスタス、グリーンマートル、シトラス類(シトロン、クレメンタインなど)がヒースやセントジョンズワート、ワイルドキャロットやフェンネルと共に元気に育っていました。フランコム先生に質問をたくさんすることもでき、山本先生と吉原先生のいつもながらの素敵な雰囲気が加わると、マダガスカルのデジャブ状態です。
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お魚大好きなフランコム先生

コルシカの下の方(西側)のアジャクシオからずーっとバスで中央山脈のモンテドル山を登って進みます。まるで箱根のターンパイクか日光のいろは坂のような激しいカーブが続き、車酔いしてしまいました。滅多にしないので、前回いつしたんだっけ?と考えたら、やっぱり前回コルシカに来たときでした!通訳の吉田さんが運転手のジャン・クロードさんに「もっと運転をゆっくりしてください」とお願いしたら「コルシカはこう運転しないとダメなんだ」との返事。そんなにガンガンブレーキ踏んでばかりでエンジンブレーキ使わないと、最後にブレーキが利かなくなるんじゃないのでしょうか〜?
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コルシカの絶景

アジャクシオから北上してコルス、そしてバスティアに行き、そこからニースへ戻り1泊した後に日本へ戻りました。まだ眠るとコルシカかどこかの風景が広がり、強い太陽と乾いた白い大地に大きな樹々が茂り、魂がまだヨーロッパの見知らぬ土地で迷子になっている状態です。

8月23日(日)14時〜17時に「南仏ツアー報告会」を開催します。新しい発見と情報を皆様にプロジェクターを使って紹介します。南フランスのオーガニック・ファームで買い付けて来た香りの紹介と即売や、限りなく優しい香りの希少なグラースのジャスミンやヴァイオレットのコンフィ(ジャム)の試食もします!詳しくはこちらへ。http://www.lsajapan.com/semi/20150724special.html
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大好きな山本先生と吉原先生とご一緒させていただきました。嬉しい〜
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by lsajapan | 2015-07-13 14:10 | 海外にて