<105> L’Authentiel サマーレシピ2017

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初夏のFiloliガーデン:サンフランシスコの40kmほど南にあるボーン家がゴールドラッシュで築いた財産を投じて作り上げた素晴らしい邸宅(654エーカー:80万坪)。現在はアメリカのナショナル・トラストが管理しています。様々なスタイルのガーデンがあるので、1日見て歩けます。

ところで、夏のためのアロマテラピーレシピ集を紹介します!一昨日からLSAの生徒対象(セミナー出席者もどうぞ!)のサマーセールを開催しています。まだメールが届いていない場合は事務局にお問い合わせ下さい。今回のセールアイテムを中心に、涼しく身軽に夏を過ごすための取って置きのレシピを集めました!個人的に使って気に入っているものばかりです。簡単で手軽なレシピなので試して下さい!*もしお肌に合わない場合は使用を中止して下さい。
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<暑さ対策>
1.デオドラント:サイプレス(3)、ベイローレル(2)、タイムリナロール(3)、ラヴェンダー(2)
基剤1:無水エタノール30mlに精油を加えて(表示の数字の3倍の滴数:できあがりで3%になります)よく撹拌してから精製水を20ml加える。必要に応じてスプレーする。
基剤2:エプソムソルト大さじ2に沸騰した精製水を50ml加えて溶かしたものに精油を表示の滴数加えてスプレー容器に入れて使用する。完全に精油を溶解させるためには5mlの無水エタノールに精油を混ぜてから、基剤に混ぜる。必要に応じてスプレーし、10秒程乾かす。

2.メントール・ジェル:ペパーミントまたはアルベンシスミント(1)、レモングラス(1)
基剤:アロエヴェラジェル(薬局で売っているもの)50mlに3%加える(30滴:15滴ずつ)
必要に応じて首の後ろや脚に少量塗布する。オイルベースではないので、爽やかに使用できます。

3.リフレッシュスプレーA:ラヴェンサラ(2)、マートル(1)、ゼラニウム(1)、オレンジ(2)
基剤:無水エタノール30mlに精油を加えて(表示の数字の5倍の滴数)よく撹拌してから精製水を20ml加える。ルームスプレーにしてもよく、顔以外ならコロンのようにスプレーできます。

4.リフレッシュスプレーB: スペアミント(2)、バジル(1)、マージョラム(1)、マンダリン(2)
基剤は3番と同じ
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<心身を軽快に> 上記の2番のジェルベースの方法で、精油は3%稀釈で使用して下さい。
1.むくみ:サイプレス(2)、マートル(2)、レモン(1)、ラヴェンダー(1)

2.脚が重だるい、ほてる足:スペアミント(1)、オレンジ(1)、ジュニパーベリー(1)

3.肩こり、背中の痛み:ラヴェンダー(1)、ウィンターグリーン(3)、プチグレン(2)
肩、首、上背部に塗布します。
シアバターバーム:シアバター30g、ココナッツオイル30gを湯煎して溶かした後に精油を上記レシピの4倍加えてクリーム容器に入れて固まるまで待つ。
  ローションバー基剤:コカムバター大さじ2、キャンデリラワックス大さじ1、ココナッツオイル大
  さじ3を湯煎して溶けたら精油を上記のレシピの3倍にし、繰り出し容器にいれて使用する。

4.精神疲労:フランキンセンス(2)、ローズマリー(1)、プチグレン(2)、ベルガモットFCF(1)
こめかみ、首の後ろ、肩、首、上背部に塗布します。
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<夏バテ対策> 
1.食欲不振:ベイローレル(2)、セイボリー(2)、マンダリン(3)、コリアンダーシード(1)
アロエヴェラジェル30mlにローズマリーLLi抽出油10mlに上記の数字をそのまま滴数にして加える。腹部とその背中側に塗布して指圧点(背骨の両側)を押圧。気に入ったら5箇所のフリクションポイントに少量付けてフリクションして下さい。(首の後ろ、太陽神経叢、仙骨、両足の裏)

2.暑さによる頭痛:ペパーミントまたはアルベンシスミント(2)、ラヴェンダー(1)首の後ろに
上記2番のジェルベースを首の後ろやこめかみに少量塗布。または上記3番のリフレッシュスプレーの方法で、精油は3%稀釈で使用して下さい。

3.筋肉のパフォーマンスを高める:ローズマリー(3)、ヤロー(1)、ジュニパー(1)、レモン(1)
  上記2番のジェルベースを脚全体に塗布するか、1番の基剤2に加えてスプレーするのも効果的。
  ローションバー基剤:コカムバター大さじ2、キャンデリラワックス大さじ1、ココナッツオイル大
  さじ3を湯煎して溶けたら精油を上記のレシピの3倍にし、繰り出し容器にいれて使用する。

4.熱中症対策:アルベンシスミント(1)、ラヴェンサラ(1)、ラバンジン(1)
上記2番のジェルベースを首の後ろやこめかみに少量塗布。または上記3番のリフレッシュスプレーの方法で、精油は3%稀釈で使用して下さい。

<スキンケア>
1.あせも:ヤロー(1)、ヘリクリサム(1)、ラヴェンダー(1)
上記2番のジェルベースに1%稀釈(アロエヴェラジェル30mlに2滴ずつ)
かゆみがある時はそこに1滴ペパーミントを入れてもよい。
  子供にはジェルベース30mlにラヴェンダー4滴、スペアミント2滴で。

2.足白癬対策:ティートゥリー(3)、レモングラス(2)、パルマローザ(1)
上記3番の基剤に3%稀釈してスプレーすると効果的です。(合計30滴)
上記2番のジェルベースに3%稀釈(アロエヴェラジェル30mlに合計18滴)

3.日焼け後に:ラヴェンダー(3)、ゼラニウム(1)、スペアミント(1)
基剤1:ヒポファン5ml、ジェルベース45ml、精油20滴(表示の数字の4倍の滴数)
基剤2:パプリカLLi5ml、ジェルベース45ml、精油20滴(表示の数字の4倍の滴数)

4.夏のスキンケアボディースフレ:イランイラン(9)、ロックローズ(1)、サンダルウッド(6)
基剤:コカムバター20g、シアバター20g、ココナッツオイル30g、パプリカLLi油10g
     全部の材料を湯煎にして溶かし、よく混ぜてから半分固まるまで冷蔵庫に入れ、その後電動泡
     立器でホイップする。精油は1%(レシピの数字のままの滴数)

5.アンチエイジング:ゼラニウム(2)、ネロリ(2)、フランキンセンス(3)、パチューリ(1)
基剤1:ローズマリーLLiオイル10ml、アルガンまたはホホバ30ml、精油8滴
化粧水かハイドロレートを使用したあとにフェイシャル、シャワーの後のボディーケアに使用。
基剤2:ローズマリーLLiオイル5ml、ジェルベース35ml、精油8滴
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6.リップサルブ(リップクリーム):ペパーミント(3)、ブラッドオレンジ(2)
  基剤:ホホバ大さじ2、パプリカLLi大さじ2、みつろう小さじ1/2、キャンデリラワックス小さじ1を湯煎して溶けたら精油を上記のレシピ通りの滴数を加え、リップクリーム容器にいれて使用。

ローズマリーやパプリカのLLiは3日以上かかって抽出した力作です。とてもよい香りがするのと色がとても美しく、ホームメイドコスメティックスに少し色を付けたい時に便利です。そして抗酸化作用が優れています!
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# by lsajapan | 2017-07-14 13:52 | ロタンシエル

<104> オマーンへの旅:その3

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ラマダン期間限定オマーンからのデイツの特別パッケージ。すごく素敵ですね。
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前回のブログからすっかり時間がたってしまいましたが、今回はオマーンの名門香水店アムアージュについて紹介します。アムアージュは1983年にカブース国王の命により、国賓のための贈り物としての香水ブランドが設立されました。”Gifts of King”とも呼ばれ、旧約聖書に描かれているシバの女王がソロモン王を訪ねたときにフランキンセンスを献上したことをインスピレーションにしているそうです。
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このようにアムアージュの香りのコレクションには6000年前からの香料のバックグラウンドを持つオマーンの伝統が反映され、フランキンセンスを始め多くの天然香料をふんだんに使用し、パッケージにも18金を使うなど、世界で一番高い香水として有名です。
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        アムアージュの本店の入り口
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     担当のセールスパーソンがムイエットに香りのサンプルを   
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        グラースの香水工場を意識した雰囲気
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        箱詰め風景

オマーンの伝統と文化にはフランキンセンスが深く関わり、香油や乳香、バフール(薫香)などの店が多く見られ,人々が日常的に香料を頻用していることがわかります。オマーンでは男性でも女性でもすれ違うと夢見るような良い香りがします。男性が着用するディスターシャには胸元にタッセルが付いており、そこに香りをしみ込ませるようなのですが、ガイドのトゥビーさんは「一度もタッセルには香水を付けたことがない」とおっしゃっておりました・・・
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さらにお客様への香りのもてなしはとても重要です。歓迎の意をこめてフランキンセンスを焚き、ミラァーシと言う特別なディスペンサーにローズウォーターを入れて手に少し落として香りを楽しんでもらったり、コーヒーにはカルダモンやローズを加えてデイツと一緒に楽しみます。
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アムアージュの最初の製品は「ゴールド」でエルメスやディオールの香水の調香師であったギィ・ロベール氏によりフォーミュレートされました。アムアージュ製品の特長としては、1つの香水に男性用と女性用が必ずあり、フタのデザインで見分けることができます。男性用は伝統的な短剣のハンジャルをかたどっており、女性用はモスクのドーム型になっています。初期にはオイルベースのアターがあり、これはムスリムの厳しい戒律に従うグループでは、アルコールは飲むだけでなく身につけるのも禁止されているからです。オマーンではかなり自由に香水は使われているようですので、現在ではアルコールベースの香水が主要商品となっています
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6種類のクラッシックサンプラーを購入してきました。さらにボディーローションなども数種類手に入れて、使うたびにオマーンの楽しかった旅の思い出に浸っています。7月21日の「フランキンセンスの全て」のセミナーは20名定員ですが、あと2名程でいっぱいになりますので、参加ご希望の方はお早めに・・・

そしてフランキンセンス・アイスクリームはヴァニラアイスクリームにドファール地方の東側に育つ最上級品のホジャリをパウダー状にしたものを少量加え(1パイントのアイスクリームに大さじ2〜3)ます。よく混ぜてから食べると,プラリネのような食感です。フランキンセンスには様々な薬効があり、そのまま樹脂を噛んでも、蒸留水を使用しても、薫香を使用しても、少しずつ違う成分が効果を示す興味深い研究結果があります。フランキンセンスの樹脂を蒸留してフランキンセンス・ウォーターをとりたいのですが、蒸留器は専用にしないと使用後に樹脂を完全に洗い落とすことができないのではと思い、まだ実行していません。オマーンから買い求めて来たフランキンセンス・ウォーターは保湿効果もあり、スプレーで顔に吹きかけると心癒されリフレッシュします。
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# by lsajapan | 2017-06-26 12:47 | 海外にて

<103> オマーンへの旅:その2

オマーンの首都マスカットで数日過ごした後、飛行機で1時間45分でサラーラに移動しました。様々なところに行きましたが、やはり1万2千本のフランキンセンスの木が植樹されているワディ・ダウカの乳香公園が何とも印象的でした。ここはユネスコ世界遺産にも指定されています。
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フランキンセンス(乳香木)が自生している場所はオマーン、イエメン、ソマリア、インドなどです。それぞれ学名が異なります。オーバーラップするものもありますが、その中でもオマーン西南部のサラーラ(ドファール地方)のフランキンセンス(Boswellia sacra)が最上級品と言われています。
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乳香木は落葉性の低木で、2m程から大きくても8mまでです。8〜10年で樹脂を産生し始めます。
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樹皮は薄く、紙のように剥がれます。マンガフという用具を使用して薄く樹皮を剥がして1週間程置くと、ミルク状の白い樹液が固まって樹脂となります。樹脂は手作業で集められます。薄いグリーン〜白〜薄茶〜茶色と様々なグレードの樹脂があります。
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グリーンホジャリ

次にウバール遺跡を訪ねました。ウバール遺跡は1992年にNASAの衛星が特定して、100mもの砂に埋まっていた失われた古代要塞都市“シスル”を見つけ出します。コーランやアラビアンナイトにも登場した都市で、紀元前3000年頃からフランキンセンスの交易の中心地として栄えました。世界遺産のフランキンセンス・トレイルの出発点でもあります。港湾都市でもあり、船でもフランキンセンスを積み出しました
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なぜ滅びたかと言うと、乳香で栄えたウバール市民は不道徳で強欲であったために、アラーの神により滅ぼされたと言います、実際、地震か地盤沈下によるものと考えられています。
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シバの女王とソロモン王にも関係が深いと考えられている場所です

その昔、フランキンセンスは金と同じくらいの価値があり、宗教儀式や火葬に使ったり、薬や香料としても珍重されました。現在はそこまでいかなくても、今だに名産地であるのは変わりありません。そして現代では石油と天然ガスが産出するので、本当に金運に恵まれた国ですね。となりのイエメンではコレラが流行し、ISが活動し、女性が虐げられているなんて信じられない程です。そしてイエメンには石油や天然ガスのような自然資源がないと新聞で読み、ショックを受けました。同じアラビア半島の最南端の2つの国なのに・・・・

マスカットからサラーラに飛行機で移動し、一泊した後に4WD2台に分乗して私たちはルブ・アル・ハリ砂漠に向かいます。スムーズなハイウェイは王様がきちんと整備しただけあって超快適。途中から砂漠の風景になり、舗装道路出はあるけれどコンクリートは敷いていない砂漠道になり、その後、砂漠の道はなくなって砂丘になりました。そこに入って行く時にはムサレムさんとハッサンさんは各々自分の車のタイヤの空気をプシューッと勢いよく抜きます。「インパクトを和らげるためですか〜?」と聞くと「その通り」の返事。その後は大アドベンチャーの始まり。砂丘の砂は毎日形を変えるのですから、風景や地形では方向も行く道を判断できないです。通常のガイドツアーはGPSを付けるそうですが、ムサレムさんは何にも見ない〜!!どうしてかと聞けば「そんなことベドウィンに聞くな」だそうです。
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ラクダに注意

そして何だかどこに向かっているのか全くわからないまま、砂漠をどんどん進んで行きます。永遠のような気持ちさえするような長い時間、1年間に3mlしか降らない雨がザーザー降りだし、そんな中で砂漠を走ると雨煙がスーッと上がり、幻想的な風景を見せていました。かなり揺れるので写真は上手く撮れませんでした。その後、さらにデコボコの砂の上を登ったり降りたり、だいたい天井くらいの高さがあるようなところも乗り越えていました。大丈夫なのかな?と思いましたが、さすがプロ。でも帰り道はハッサンさんが2回砂にはまり込み、ムサレムさんと2人でシャベルを使って掘り返していました。手伝うことはありますか?と聞きたいところですが、却って足手まといでしょう・・・でもすぐに解決していました。
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雨がやっと上がると虹が見えて、皆の歓声と共に楽しく写真を撮っていると「ダブルレインボーだ!」との声。本当に2重になっています。素敵。夕日も見ることができました。
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ところでこのルブ・アル・ハリ砂漠はオマーン、イエメン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦に広がるアラビア半島の3分の1を占めます。英語では"Empty Quarter"と呼ばれており、アラビア語でも「不毛の地」という意味だそうです。65万平方キロメーターなので、日本の国土の2倍よりは少し小さいくらいです。こんなところで迷ったらどうしよう!
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設置トイレへの道
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宿泊したベドウィンテント

雨が降ったせいで空には厚い雲がかかり、星空は見えず・・・これもフランキンセンスと同じくらい楽しみにしていたのに。でも一晩のうちに空模様は変わるかもしれないから、ムサレムさんも「1時と4時にチェックして星が見えたら起こします」とのことでした。その晩、トイレに行きたくなり時計を見たら4時半。意を決して皆の寝息の聞こえる中、1人で何も見えないテントの外に出て行きました。宇宙人やオオカミやサソリ、変態などに出会わないかヒヤヒヤしていると、フッと上を見上げると満天の星。驚いてテントに帰ってから皆を起こし、全員で空を見上げて大喜び。とてもきれいでカルデア人やアル・ビルニー、アル・キンディーたちはこの星空を眺めていたのかな?と考えてしまいました。流れ星もいくつも見て、そのうちに金星が登って来ました。(でも方向が太陽とは違うので別の天体?)
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そして朝日

朝食後、8時半には出発し、運良く砂漠の灼熱の砂は経験せずに済みました。前日の雨が幸いしたようです。結局、ルブ・アル・ハリ砂漠では、雨、雷、虹、夕日、星空、流れ星、ご来光フルコースで見ることができました!

次はオマーンの名門香水店アムアージュのことについて書きますね。そしてフランキンセンスのアイスクリームやフランキンセンス・ウォーターのことも順次書きますのでお楽しみに!
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# by lsajapan | 2017-05-16 23:24 | 海外にて

<102> オマーンへの旅:その1

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めずらしくゴールデンウィーク中に休暇を取り、オマーンにフランキンセンスの木(乳香木)と砂漠の星空を見に行きました。中東は現在様々な問題が起きていて敬遠されがちですが、安定した平和な国はいくつかあります。
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美しいスルタン・カブース・グランド・モスク
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アラビア半島
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その南東部がオマーン

オマーンはアラビア半島の南東にあるおとぎ話に出て来るような国です。実際、アラビアンナイトにも出て来る土地です。1970年までは様々な部族が住んでおり、部族同士の争いもあったそうですが、現在のカブース国王になってから急激に国が整えられて来たそうです。自然資源(石油と天然ガス)が豊富でインフラ、社会保障制度がある程度しっかりしており、人々が安泰に暮らしています。スルタンがしっかりと国を統治していると違うのでしょう。そして全てがきれいで清潔な雰囲気は(この土地には長い歴史がありますが)やはり新興国だからなのでしょう。
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カブース国王の写真です。あらゆるところに飾られています。これはアムアージュ本店で。
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デンゼル・ワシントン似のガイドのトゥビーさんがコーランを持って説明。この後にイスラム教についてのインフォメーション・センターで女性たちの生の声を聞くことができとても勉強になりました。とても向上心があり,頼もしいです!
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モスクに入る時には長袖、足首の見えないバンツ、スカーフを巻く必要があり、トゥビーさんに全員指南を受けました。モスクの入り口では4人の男女がジーッと入場者の服装チェック
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名門香水店アムアージュの庭にあるフランキンセンスの木

国土は日本の85%の大きさで人口は442万人(東京は1200万人)、イスラム教の中でも穏健なイバード派が主流です。アラビア語が公用語ですが、地方により方言がかなりあるようです。数字すら読めない私には全くわかりませんが
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外側がアラビア数字。4、5、6が想像を絶する形・・・・覚えられな〜い!

ドーハ(カタール)を経由して首都のマスカットにまずは行き、観光やアムアージュ(王室が経営に関わる香水会社)やグランドモスク、スークなどに観光し、その後にフランキンセンスで有名なサラーラに移動します。なかなか出版にこぎつけない「ペトラ」に出て来るラクダのキャラバンもサラーラから出発しています。主人公ライラの愛するハドロンはこの土地の出身です。彼の家のフランキンセンスの植林地がイナゴの大群に襲われるシーンや砂漠を旅するシーン、砂漠の夜の星空など、やっと体験することができました。
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うっすらとオレンジ色の素敵なルブ・アル・ハリ砂漠
ガイドのベトウィン出身のムサレムさんは4WDでスイスイと砂漠の小山を越えて運転。砂漠の旅はエキスパートと一緒でないと危険だとおっしゃっていました
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ムサレムさんの従兄弟のハッサンさんはアサヤを使ってベドウィンの踊りを披露してくれました(ポロシャツを着ているのが惜しい・・・黒いディスターシャだと素敵です。かわねちゃんがチョイワルオヤジと命名していました)

「ペトラ」の中でハドロンはとてもハンサムだと何度も繰り返されますが、オマーンに行って驚いたのはハンサムが多い!3人に1人は2度見どころか4度見くらいのハンサムでした。それにディスターシャを着ていると崇高に見えるので、それだけで魅力50%アップでしょうか?女性も黒いアバヤに身を包み、美しくメイクアップした目と香りでうっとりです。ディスターシャを着た男性も何人か集まっている近くを通ると何とも言えない芳しい香りがします。これは伝統的な習慣だそうですが、皆きちんと伝統を守っているところが素敵です。すっかりディスターシャとアバヤのファンになってしまいました。とってもエレガントです。
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フランキンセンス・スーク
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ガイドのムサレムさんとフランキンセンスの木

フランキンセンスの木にやっと会えて感無量。樹脂も染み出ていたところを味見させていただきました。甘くエキゾティックな香りが広がります。アロマテラピーの世界ではBoswellia cariteiiと呼ばれていますが、サラーラに行くとBoswellia sacraと表記されています。いろいろと調べた結果わかったことは、これは同じ植物を指し、学名の命名者H. J.カーターが混同したようです。(で、自分の名前を付けた)他にいくつかの学名が知られていますが、インドやソマリア産の近縁種です。

サラーラ(ドファール地方)は地図でもわかるようにアラビア海に面したインドからのモンスーン気候で雨期があります。雨期には霧や雨が多く、その湿った空気がサラーラの農業を発展させる要因でもあります。(ココナッツ、バナナ、ざくろ、パパイヤ、ナス、インゲン豆など)その湿った空気が山でせき止められた向こうの高地にフランキンセンスは自生しています。ここでも微気候(micro-climate)が関係し、独特の環境が最上級のフランキンセンス樹脂をつくり出します。

さらに詳しいフランキンセンスについての情報ですが、5月20日の午前中に開催する「オマーン報告会」までにしっかりとまとめようと思います。是非いらしてください。フランキンセンスの研究やフランキンセンス・ウォーター、そして話題のフランキンセンス・アイスクリームにも挑戦したいと思います。最高級品のフランキンセンス樹脂(ホジャリ)もお土産に用意しました。まだ柔らかく、ガムのように噛むこともできます。口内炎や消化器障害、泌尿器感染症などたくさんの効果があります。そしてフランキンセンスの精油も仕入れて来ました。5月中旬よりフランキンセンス・セールをしたいと思います。(樹脂、精油、ハイドロレート、ティンクチャー)
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アル・ブスタン・パレス・ホテルで。腰に正装の際、身につけるハンジャルを着けています

砂漠のことやシバの女王の遺跡、世界遺産のフランキンセンス・トレイルのことなどはその2で紹介しようと思います。
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# by lsajapan | 2017-05-08 16:06 | 海外にて

<101> インドネシアからのお客様

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安部先生の帝京大学医真菌研究所にフェリさんとリスキナさんと一緒に伺いました

インドネシアの最大手香料会社インデッソのシニア・マネージャーのフェリさんが来日されました。フェリさんはアジア香料原料国際会議(AAC-AAIC)のカンファレンスの実行委員長なので、2012年のバリ島でのカンファレンスの際に大変お世話になりました。400人も集まっていたのに日本人は私だけだったので、来年度の会議には日本からの参加者を増やそうとプロモートを兼ねての来日です。来年4月にはジョグジャカルタで会議があり、その後はボロブドゥール遺跡や様々な香料原料農家を訪ねるツアーをします。メインスピーカーにはロバート・ティスランド氏、ブライアン・ローレンス氏が予定されており、シュナウベルト博士、長島司先生、安部先生の研究室からどなたかが参加する予定です。私も30分の枠ですが、スピーカーとして参加する予定です。実はすでにAAC-AAIC実行委員会の委員になっています。
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安部先生と羽山先生と一緒に
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フレグランスジャーナル社訪問の際のグループショット。一番背の高い方がフェリさん、私のお隣が津野田会長とリスキナさん

インドネシアはメインの5つの島1万もの群島で成っており、様々なスパイスや熱帯の植物に恵まれています。シュナウベルト博士はずっとインドネシアのファンで、旅行したりリサーチしたりしています。特にCO2抽出のスパイス類には優れた抗腫瘍作用が研究されており、注目されています。
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2012年にボロブドゥールを訪ねた時

今回のフェリさんの来日で2日間ほどですが、安部先生の研究室やフレグランスジャーナルの訪問の他、ランチミーティング、ハラルレストランで食事をしたりと興味深いことがたくさんありました。一緒に行動したリスキナさんは東京農業大学で国際バイオビジネス学の博士課程で研究されている女性で、9年間日本に住んでいらっしゃり、ナツメグの研究をされています。最初の3年で日本語読み書きマスターしたそうです。見習わないとですね・・・
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夜はハラルレストランにご一緒させていただきました。美味しかったです

敬虔なムスリムの方たちの考え方も垣間みて、とても平和的で自分だけでなく周りの方たちも幸せになるようにとの心がけが素晴らしかったです。インデッソ社は農家からのパチューリやヴェティバーなどの特定な香料原料植物の買い上げに関して、最低価格を保証しているそうです。農業に携わっている方たちの生活を保障しなければ天然香料の供給も安定せず、モチベーションも上がらないからだそうです。

リスキナさんはナツメグ農場の指導に携わり、特定な面積に対して1本のナツメグの木を植えることにより、収穫量を増やし病気を防ぐことがわかっています。でも実際は密生させて育てているところが多く、間引くことを勧めるのですが、お爺さんの代から大切にしている木を切ることはできないと断られるそうです。私が「じゃあ別のところに移植すれば?」と言うと「いえ、すでに3000ヘクタールもの土地でそう言う状態なんです」それではどこにも持って行けそうもないですね。植物には気候や土壌だけでなく、文化が深く関係しており、それを科学や能率で片付けきれない難しさをお話ししてくれました。

2012年にバリ島やジャワ島の観光客が行かないようなエリアに連れて行ってもらい、農場見学をしましたが、働いている人達は学校にあまり行っていないようでした。少し外で学習する機会があれば、様々な工夫やアップデートも出来そうな雰囲気もありました。そんなところにリスキナさんのような方が協力者として参加して行くと発展していくんだなと納得しました。

フェリさんは帰国後にフレグランスジャーナル社や安部先生にメールを書かれ、皆が親切で大歓迎してくれて、何年も前からの友人のように接してくれたことを感激されておりました。「これからはアジアだ!」の標語でアジアの天然精油原料に注目して、お互いに協力、研究、発展できるといいという1つの方向性が決まり盛り上がっています。
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フェリさんから津野田会長にインデッソ創業者のバイオグラフィーと社史の本を進呈。他にもスパイスティーやフレーバー製品などをお土産にされていました

もうすぐAAC-AAICのウェブサイトができあがりますので、またお知らせします。精油の重要な部分を占めるスパイスや熱帯地方の植物、パチューリ、カユプテ、レモングラス、ヴェティバー、ジンジャーなどインドネシアの植物はその文化と共にとっても魅力的です。
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# by lsajapan | 2017-04-29 10:38 | 近況報告