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<98> LSA JAPAN 2017年春のセミナー

立春を迎え、紅梅も咲き出し、春の訪れを感じます。数日前に朝早くバン!という音で目が覚めて、バルコニーに出てみると鉢植えが爆発しておりました。鉢にヒビが入っていたので、春になったら植え替えようと思っていた矢先でした。「早くしてちょうだい」との意思表示と思い、新しい一回り大きい鉢を買って来ました。
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LSAジャパンでは春のセミナーをいくつか企画しました。以下のセミナー以外にも、3月の最終週と4月1日の午前中は久しぶりに来日するカート・シュナウベルト博士のセミナーを企画しています。IFAコースの在校生は1日分は無料です!詳しい日程は決まり次第お知らせします。

<ロバート・ティスランド氏の Essential Oil Safety 「精油の安全性ガイド」 2014年改訂版 勉強会>
3月20日(月・祝) 午前 10:30~12:30
『使用量と吸収経路による反応速度:精油の効果を具体的に知る』
使用目的による精油の経路の選択法、経皮吸収の速度比較
経皮吸収の条件による差異
吸入
内用:経口、座薬、膣薬
代謝と排泄

3月20日(月・祝) 午後 14:00~16:00
『精油の神経系に与える影響:神経毒性と中枢神経系への作用』
神経毒性:気をつけるべき成分と精油、過去の実験データ
中枢神経刺激作用、中枢神経抑制作用
天然の鎮静剤:鎮静作用のある精油と成分、一覧表
向精神作用(ドラッグ的な作用)

4月9日(日) 10:00〜12:00
『癌と免疫系:精油はどのくらい関与できるか』
癌と発癌性物質、発癌作用のある精油と精油成分、癌のリスクを軽減させる精油と成分
化学予防薬/化学療法作用が報告されている精油などについて学びます。

講師:バーグ文子校長
受講料:各回 7,560円(税込)

<稲葉智夫先生の調香セミナー>
4月9日(日)13:00〜15:00
4月の稲葉先生の調香セミナーでは、カトリーヌ・ドヌーブをミューズとしてジャン・ポール・ゲランが発表した、ローズの香りで有名なゲランの”ナエマ”をブレンドします。
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Nahema by Guerlain
映画「めざめ(Benjamin)」中のカトリーヌドヌーブに魅了され、Jean-Paul Guerlainによって作り出されたバラの香り、ナエマ。1979年発売のこの香りは、Guerlainの香りの中でも得にファンの多い香りでありながら、昨年パルファムが廃番となってしまいました。こっくりとしたハニーがローズを包むとてもシックな香りなのですが、その中にはベチバーが隠れています。Guerlainはシャマードでもローズとベチバーのコンビネーションを披露していますが、ベチバーは、インドに自社農園を有するほどGuerlainがこだわっている成分です。時代と共に少しずつ香りが変わってきたナエマですが、オリジナルに近い香りにするも良し、現行品に近いスタイルにするもよし、最後の調整でご自身の好みのスタイルに仕上げていきましょう。
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講師:稲葉智夫
香りのポータルサイト profice(プロフィーチェ)代表 フレグランス・ライター
「芳香植物は育てて覚える、ハーブとスパイスは食べて覚える」をモットーに、数多くの天然、合成、調合香料と向き合いながら、過去の名香、日々発売される新作香水など4,500種をレヴューしている、世界の香水に精通した香りの専門家。イタリアで開催されるフレグランスの展示会にも定期的に赴き、世界中のパフューマリーのオーナー、調香師の方々と情報交換をし、香水、香料、芳香植物、書籍等、常に新しい情報をproficeにて発信している。日本調香技術普及協会会員。

定員:12名 受講料:7,560円(税込)

<長島司先生の特別講座>
4月1日(土) 14:00〜16:00
『単品香料を知り、花精油を組み立てる』
精油の化学はアロマの勉強には必須科目であり、成分名や化学構造を記憶したりすることで、知識を深めています。しかし、香りの化学は理解できても、それらが精油の香りでどのような役割をしているかがわかりません。この講座では、精油の香りを構成する成分それぞれの香りを体験すること、そしてそれらを組み合わせてラベンダーやローズなどの香りのイミテーションを作る実習をしながら、それぞれの香り成分が精油の香りにどのように関わっているのかを体感していただきます。
ラベンダー、ローズ、ジャスミンについて、香り成分が含まれている比率で単品香料をブレンドしながら、香りの成り立ちを学びます。それぞれのブレンドはお持ち帰りいただきます。

5月21日(日) 14:00〜16:00
『植物成分と抽出 〜植物から有効成分を効率よく抽出するために〜』
ハーブや樹木などの植物には多くの化学成分(ファイトケミカルズ)が含まれていて、ハーブティーやチンキにして、飲用やコスメ作りなどに活用しています。しかし、どの成分がどの溶剤に溶けるのかについては確かな情報が無く、一般情報や慣例に従って抽出操作が行われています。
この講座では、植物成分を水に溶けやすいもの(水溶性成分)とオイルに溶けやすいもの(脂溶性成分)に分けて、目的の成分を抽出するのにどのような溶媒を選択したらよいのかについて、植物成分の性質を含めて解説します。また、ハーブチンキから脂溶性成分と水溶性成分を分離抽出する方法を実習していただきます。
ジャーマンカモミールのチンキから、水に溶けやすい成分とオイルに溶けやすい成分をそれぞれに分ける自習をします。水に溶けやすい成分はローションなど水性コスメに、オイルに溶けるほうは油性コスメに利用できます。
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6月18日(日) 14:00〜16:00
『LLi抽出 〜植物の脂溶性成分を抽出するために〜』
植物の脂溶性成分を抽出するときに使われる方法として、オイルインフュージョンがありますが、抽出時間が長くなることと、抽出効率が低く、植物成分をしっかりと抽出できないという点があります。この講座では、植物の脂溶性成分を簡単に、そして短時間で抽出する方法(LLi抽出)を解説します。こうして出来上がったLLiオイルは、スキンケア効果の高い有効成分を多く含み、石鹸やコスメなどに使うと、色彩や機能をプラスすることができます。
あらかじめ用意したチンキを使って、LLi抽出の体験実習をしていただきます。抽出したものはお持ち帰りいただき、油性コスメや石鹸などにお使いいただけます。
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講師:長島 司
明治大学大学院 農学研究科卒業
高砂香料工業株式会社にて、精油化学と製造技術、天然物化学の研究開発を行った後、海外事業のテクニカルコーディネーターとして、海外製造拠点の生産管理や製造技術の移転などを担当
定年退職後は、ハーブ&アロマ関連の執筆や講演活動を行っている
著書:「ハーブティー その癒しのサイエンス」2010年、フレグランスジャーナル社
「ビジュアルガイド 精油の化学」2012年、フレグランスジャーナル社
雑誌aromatopia、JAMHA会報誌の連載記事や単発記事を多数執筆

受講料:全3回:21,600円(税込、3回受講の方が優先です)
1回:7,560円(税込)
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# by lsajapan | 2017-02-05 10:58 | セミナー

<97> 2017年明けましておめでとうございます!

旧年中は大変お世話になりました。今年もどうぞよろしくお願いします。

クリスマスパーティーでLSAの年内行事は終了し、年末にマシューが戻り、伯母の家を訪ねたり、父たちを含めた家族皆でお正月を祝いました。お正月は静かでほっとする数日です。よくあることですが,年末風邪を引いてしまいました。家でのんびりして美味しい物を食べながら家族でいろいろな話をしたりするのも楽しく、さらに年賀状やメッセージが世界のあちこちから届き友情を確認する良い時間です。

深大寺に初詣に行った帰りに空を見上げれば、金星と月が近づいている・・・チャートをみたら水瓶座でコンジャンクション。月はボイドなので、何かするわけもいかず・・・でも夜になった現在では月がすでに魚座に移行しています。明日には金星も魚座に入りますが、月との距離は離れてしまいますね。
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今年はスカイプを併用したクラスをしっかりとレギュラーで行なって行く予定です。遠くに住んでいる方も、毎回東京まで来なくても学習できるシステムです。ブレンドに関してはやはり同じ空間での授業が必須と思いますが、スカイプを使ってディスカッションもできますし、精油のサンプラーがあれば、それぞれ香りを試しながら話を進めて行くことができます。

実は約2年後にはベイエリア(サンフランシスコ周辺)に活動拠点を移そうと計画しています。LSAのクラスは東京で続けようと思いますが、どのくらいの頻度で東京に戻るか、どのように運営して行くか、まだすべてが流動的です。レユニオン、コルシカ、プロヴァンス、ミュンヘン、ノーフォーク、コスタリカ、ジャワ、バリ、エジプトなど様々な地方の農場へ出かけて感じたことは「自然の中で植物を育てて暮らしたい。」東京生まれで東京育ちの私がそんなこと言っても笑われますが、ベイエリアだと中心から車で1時間行けば牧場があります。自然がすぐ近くにある生活が過疎地帯に行かなくてもできるので、様々な活動ができるかなということと息子のマシューや主人側の親戚が揃って住んでおり、シュナウベルト博士もいるので、そろそろ移動する時期かなと考えています。今年はLSA Japan開校20周年、結婚30周年ということで、良い方向転換の区切りと考えています。

ベイエリアには体験型の学習施設も整っているので、パーマカルチャーやシュタイナー農法の研究をしながら、様々な植物(薬草、芳香植物、果樹、野菜など)を実際に育てることの出来る広めの土地を探しています。永住権も申請して1年かかるそうで、やはり2年越しの計画です。
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この仕事に関わってから常に植物を30〜40種育てています。地植えの経験もあり、あまりの育ち方の違いに腰を抜かしました。アーティチョークなどは葉が1mくらいになります。レモンヴァーベナもあっという間に私の肩の高さにも届く草むらになり、茎は木質化しました。昔、キューガーデンのハーブガーデンのセクションで観察した状況が、地植えをすればかなり同じように再現できるというのに感動した覚えがあります。(中にはどうしても消滅してしまう日本の土壌に合わない植物もありますが)蒸留や養蜂などもやりたいと思っていますが、肩肘張らず、シリアスガーデナーもしくはホビーファーマーという位置づけでやってみようと思います。兄はソノマカウンティー(カリフォルニアワインの産地、南フランスと気候が似ている)に住んでいますし、姪はホーティカルチャーのプロですし、アドバイスがもらえそうです。
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春にはワンダ・セラー氏の初めての小説「ペトラ」がフレグランスジャーナルから出版される予定です。翻訳が終わってからかなり時間が経ってしまいましたが、やっと出版となります。これは紀元前300年頃の時代小説ですが、メインの登場人物たちはフィクションです。時代背景はワンダ・セラー氏が何度もヨルダンに出かけては研究したことを基礎にしています。ストリートチャイルドのライラが、その時代の町医者に弟子入りするのですが、ラクダの商隊がフランキンセンスやミルラを運ぶ様子やペトラの様子などが活き活きと描かれています。小説の中に出て来る植物に関する事典も巻末に付け、調合物に関してはわかる範囲内でレシピを紹介しています。ペトラにも出かけてみたいのですが、現在の情勢ではどうしても難しいですね。世界が平和になりますように。

アインシュタインの言葉を年頭にご紹介します:
「自然を深く観察すると,全てを理解することができるはずだ」
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# by lsajapan | 2017-01-02 23:10 | インスピレーション

<96> クリストファー・ワーノック先生の講座

12月10日(土)はクリストファー・ワーノック先生がセミナーにいらっしゃいました。20名以上の満杯の会場は熱気がいっぱいです。いつものアロマテラピーの講座とは雰囲気も違い、男性も多く参加しています。芳垣宗久先生が通訳をされて、参加者全員のネイタルチャートを古典占星術の方法でリーディングしてくださいました。
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質問は1つ受付けると言うことでしたが、かなりの率で仕事運と金運を聞かれる方が多くて、現在の社会情勢を見るような気持ちでした。「女難の相があるかどうか」という面白い質問も出ていましたが、チャートには様々な可能性が示されているので、会場は驚いたり、感心したり、質問も飛び交い、始終和やかな雰囲気で授業が進みました。

実際に占い師をしている方もいらっしゃり、またはこれからされたいという方も多くいらして自分が向いているかと言う質問が多かったです。ワーノック先生によると、月が魚座だと直観力が強く占い師に向いているそうです。それと水星と土星も重要で、これは霊感と論理が上手く使いこなせる必要があるからだそうです。
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水星、金星、火星の状態をよく見て適職は選ぶと良いそうです。これはスピカのタリズマンです。スピカは恒星で、大吉運を表します。ちなみに私の水星はスピカとコンジャンクションしています!

エッセンシャルディグニティーとミューチュアルリセプションをよく考慮し、逆行やコンバストも見逃しません。メジャーアスペクトだけを使ってオーブは広め。トランスサタニアンは古典では使わないので、無視に近く、リーディング自体が現代心理占星術とは見方が違うスタンスです。とても勉強になりました。

冥王星のことを私たちは大騒ぎし過ぎで、そう言えば、よく考えたら冥王星は惑星ではなくて、実際は小惑星なんですよね。それも可愛いハート型のマークがついているし・・・・それでも私は気にしてしまいます。
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ところでワーノック先生は実はアメリカのワシントンD.C.で国選弁護士として長く活躍されていたキャリアをお持ちです。現在は引き続きアイオワ州で弁護士として仕事もされているのですが、ご本人曰く「収入のために弁護士はしたくない」そうで、趣味として続けているそうです・・・奥様も弁護士です。弁護士と占星術師は基本的に同じような方法で考えるそうです。基本的な膨大な知識を元にして、過去の事例を参考にして新しい事例に適用する。この繰り返しだそうです。ワーノック先生を見ていると、頭の回転が恐ろしく速く、本もすごく速く読むそうです。

私も来年こそはルネッサンス占星術をしっかり学ぼうと思います。今年ももうすぐ暮れてしまいますね。クリスマスセールもしておりますので、ショップサイトをご覧下さい!ブラッドオレンジやファー(モミ)などの良質の精油がたくさんあります。生徒や卒業生はメールで案内が行っていると思いますので、もし届いていないようでしたらお知らせ下さい。さらに特典があります!
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# by lsajapan | 2016-12-14 00:37 | セミナー

<95> Réunion:レユニオン島に行ってきました!

インド洋に浮かぶレユニオン島。マダガスカルからは800kmほど東のところに位置します。セイシェル、モーリシャス、マイヨット、コモロなども近くです。
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そしてここはアロマテラピーを学んだ人の憧れの地でもあります。レユニオン島の旧名ブルボン島の名が付いた精油や農産物がいくつもあります。

ブルボンゼラニウム
ブルボンヴェティバー
ブルボンヴァニラ
ブルボンコーヒー
なぜそんなに特別なんでしょう?

行ってみてわかりました。約2500km2の島には2つの火山があり(ひとつは休火山ピトン・デ・ネージュ、もうひとつは活火山ピトン・ド・ラ・フルネーズ)ユネスコの世界遺産として2010年に登録されています。この火山によって約300万年前にできた島は、鉱物が豊富に含まれる火山灰土壌で、小さな島に高い山があることで上昇気流が発生しやすく、降水量が豊富です。季節は夏と冬(雨期12〜4月と乾期:5〜11月)ですが、南半球なのでこれから夏本番。
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元々は無人島だった島を16世紀にポルトガル人が発見して、17世紀にフランス領になりブルボン島と命名されました。何回か島の名前は変更されていますが、現在はフランスの海外県です。インフラや年金制度などがおとなりのマダガスカルとは全く違い、きれいに舗装された道路と清潔な環境、物乞いゼロ、動植物の管理、研究、自然保護などがしっかりと整っています。独自の生態系を持ち、固有種や園芸品種などが豊富です。
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ピトン・デ・ネージュの近くのピトン・マイドから下を見下ろすと、いくつか村が見えます。標高は2190mです。
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ゼラニウムを中心とした農家です。5種が植えられており、バリエーションが楽しいです。

温暖で降水量も十分なので、緑の深いところもある一方、溶岩でゴツゴツしたハワイ島のコナを思い起こさせる風景も見ました。標高の差によって気候帯も変わるので微気候(Micro Climate)が特徴です。
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サトウキビ畑が広がり、島の第一の農産物となっています。サトウキビからは砂糖だけでなくラム酒や家畜の餌、火力発電の燃料、ヴァニラのマルチングに使用したり、フル活用です。
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母がいつも紅茶やコーヒーに入れていたラ・ペルーシュ・カソナードのキビ砂糖もレユニオン産だったんですね〜なぜ茶色い角砂糖の角が崩れているものを愛用しているか、二十歳そこそこの私には想像もできませんでした。
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案外身近にあったレユニオン・・・・

https://www.arcane-jp.com/cassonade/
http://www.ucc.co.jp/bourbon/

ブルボン・ポワンテュという特別なコーヒー・・・・18世紀にブルボンコーヒーから変異したことが記録されていますが、ヨーロッパでは大人気となったそうです。その後、サイクロンの被害にあったり、戦争の影響でコーヒー農場は消えて行きましたが、20年程前からリバイバルとなりました。現地でも高価でしたが。味は格別、ちょっとチョコレートのような香りと爽やかな酸味を感じます。ガイドのジャン・リュックさんから聞いたところでは、ブルボンコーヒーは他のコーヒーと比較して50%程しかカフェインを含みません。再開発には日本の資本が入ったんですね。
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芳香植物の栽培も盛んで、いくつか農場も見学して来ました。ヴァニラはやはり世界一の風格がありました。ジャワ島の農園にも訪れたことがあり,キュアリングの説明も受けましたが、時間のかけ方などがかなり違うことがわかりました。今回は何種類ものヴァニラを育てているところを見ることができ、美しい花や人工授粉の方法、キュアリング、選別なども見学しました。
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ヴァニラの花:ラン科の植物なので、美しい花が咲きます。1日で枯れてしまうそうです。その間に受粉できなければヴァニラビーンができないので、レユニオン島では女性たちが受粉の作業をします。

ブルボンゼラニウムも学名=植物のような簡単な種ではないことがわかり、現在、一生懸命リサーチしています。何件かの農家を訪れ、どのような種類のゼラニウムを植えているか、蒸留はどのようにしているかをよくみせていただきましたが、学名や交配について調べて行くと、かなり複雑です。

11月6日の日曜日14〜17時に3時間かけて、今回の旅行で見学した植物類、そしてさらに詳細にリサーチしたことを紹介します。様々な精油やヴァニラ・エクストラクト、ヴァニラビーンを使ったお菓子(私が作ります!)やブルボンゼラニウムのお茶やジェリーを味わいながら、楽しいひと時を過ごしましょう。
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# by lsajapan | 2016-10-09 13:31 | 海外にて

<94> サンフランシスコの夏休み

8月はサンフランシスコ(ベイエリア)で2週間ほど過ごしました。いつものように天気がよくて昼間は25度程度、朝晩は8度くらいまでに下がります。1年中同じような気候ですが、やはり夏はお花がたくさん咲いているし、華やかな感じです。今年は冬場にエルニーニョの影響で雨が多かったそうなので、例年よりも風景がよりグリーンです。でもエサレン・インスティテュートのあるビッグサーの内陸部では山火事が7月22日に発生してすでに7400エーカー(1エーカーは1200坪)を焼き尽くしています。4100人程の消防士が消火活動に従事しているそうで、モントレーの街角や家の前には"Thank you, fire fighters! We love you!" というサインや横断幕を目にします。
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モントレーには有名な水族館があり、久しぶりに行きました。でも入場料が49ドル95セント!年間パスかと思っちゃいました。マシューと2人(主人はゴルフ)で100ドルだ〜!それじゃあじっくり見ようと2時間半もクラゲやおいしそうなアンチョビやツナ、レスキューされた海鳥たち(特にパフィンが可愛い!)などから、イゾギンチャク、ウミガメ、スタインベックの小説の裏話の展示までよ〜く見て来ました。
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クラゲたちが美しく有名
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パフィン
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マシューの昼食。ロブスターサラダサンドイッチ・・・巨大です。

オリンピックはアメリカサイドから見るのは何度か経験していますが、中継される部分が全く違うので面白いです。もちろんアメリカの選手が主体となりますが、アフロアメリカンの女性の検討がすごく、体操、陸上、水泳で絶賛されていました。水泳はアメリカではアフロ系の選手はほとんどいないというのが伝統のようですが、今回アフロアメリカンの女性の選手(シモン・マニュエル)が金メダルを取ったので話題になっていました。日本の選手たちの体操や水泳の健闘も讃えられていました。

カリフォルニア大学バークレー校の植物園にも行きました。1万2千種類の植物が世界の地域別に植えられていて、マダガスカルからオーストラリア、地中海地方、南米、アジアの植物まで見ることができました。中国のメディシナルハーブのコレクションもあり、乾燥に弱い種は辛そうでしたが学ぶものが多くありました。カリフォルニアは基本的に乾燥地帯なので、家庭でも水を多く必要としない植物を植えるのが流行っており、ショップには多くのサキュランツ(多肉植物)がハーブ類と共に売られています。素敵なものがいっぱいです。ドライガーデン専門の本も売っています。南フランスと北カリフォルニアの気候は似ているので、ナパやソノマで良いワインが育つわけで、ローズマリー、ラヴェンダー、マートル、オリーブなどの植物もよく見かけます。標高の高い山は少なく、サンフランシスコは坂が有名ですが、ツイン・ピークスでも280メートルくらい。これが大きな違いですね。
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キャー!これ何?マダガスカルに育つカクタスの一種です。
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クラリーセージ
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エキナセア、ラヴェンダーなど
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マヌカ(赤花)

バークレーには大学付属のいろいろな施設が利用できて、ミュージアムにも行きました。チベット仏教のコレクションと中国の水墨画展をしていました。入場者が少ないので、ゆっくり360度眺めることができ、写真も撮ってかまいません。フラッシュはやめて、何枚か取ってiPhoneの壁紙にすることにしました。バークレーは昔から仏教に興味を持つ人達が多く、Shambala Publishingというチベット仏教専門の出版社もあります。チベット僧によるワークショップも年に何回かするようです。タンカやプリントを何枚か過去に購入したことがありますが、今回は仏画の描き方の本(かなり本格的なもの)を参考までに買いました。
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ジャイ・ウッタールというグラミー賞にノミネートされたアメリカ人ミュジシャンですが、インド系の音楽を多く発表しています。随分昔にナパのヨガの先生にCDを紹介されて,よく聞いていました。その彼がバークレーのナマステヨガスタジオで子供のためKIRTAN(キアータン)セッションをするというので、即申し込み。マシューとカイラとラナも一緒に参加して、楽しいミニコンサートでした。彼のようなレベルのミュジシャンがヨガスタジオで気軽に子供相手にインド神話をお話ししながら、一緒に歌って踊るなんて信じられないです。奥様(インドの方でした)も息子さんもいらっしゃっていました。他の参加者も小さな赤ちゃんから5才くらいの子供まで「ナマシバーヤ、ナマシバーヤ」と一緒にノリノリで歌いました。ガネシャやハヌマン、ゴーパラなどの物語を語り、踊ったり,歌ったり。最後はシャバアサーナのよう、皆で静かにお昼5分間。本当に魂に栄養を与えるような豊かな時間でした。
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Jaiuttal.com でジャイの活動を知ることができますが、私たちのコンサートの2日後にはサン・クエンティン刑務所(刑務所の中でも重罪犯が多く入っているので有名)でのコンサートがあったようです。ブログに書いてありましたが、凶悪犯もいる中で何回かコンサートをしてきたらしいのですが、通常は数人が一緒に歌って、踊る人は10数人、後は表情を変えずに座っているらしいです。でも8月8日のコンサートではマントラのドキュメンタリーフィルムを見た後だったらしく、全員が歌って踊ってくれたらしいです。宗教的なバックグラウンドも様々な中、すごいことと思います。
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日本でもエコロジカルな取り組みは進んでいますが、こちらでは1年前よりもさらに進み、お店では買い物をしても袋に入れるというのは、完全にオプションになっていました。「袋いります?その場合は10セントです」とか、店によっては「レシートいります?」「お願いします」と言ったらアイパッドにメールアドレスをインプットさせられて「はい、送りました」と完全にペーパーレス。「プリントアウトしないんですね」「そうです。プリンターはないんですよ」とスパイスショップの若い超ハンサムなインド系の男性。もちろん、それがいいですよね!オークランドのレイク・メリット沿いにあるこのお店はヨーロッパからインド、メキシコ、ジャマイカまで幅広いスパイス・ブレンドを買うことができて、とても楽しかったです。七味唐辛子も量り売りで売っていましたが、ちょっと色合いが違っていましたが・・・・スモークした塩やパプリカが流行しているようです。カプレーゼに振りかけてみたら、何とも言えない深い味わいがします。
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レイク・メリットの周りに植わっている木は皆ユタジュニパーのようにねじれています。調べてみたらオーストラリアンティートゥリー(Leptospermum laevigatum)だそうです。フトモモ科ギョウリュウバイ属、もしくはネズモドキ属と日本語では呼ばれているグループの木で、マヌカの一種です。ジュニパーはセイヨウネズなので、なるほどと思いました。
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バークレーにある“シェ・パニーズ”というレストランはご存知の方も多いと思いますが、オーガニック素材を使った料理、そしてカリフォルニア・キュイジーヌの発祥の地と言われています。オーナーのアリス・ウォータースの本は日本語版も何冊か出ていて、センスの良い健康的な料理を紹介しています。“食育”に関しても昔から取り組んでいて、小学校で野菜を育てて、実ったもので料理を作ると言うプログラムを行なっています。アメリカでも野菜はスーパーマーケットからやって来ると思う子供が案外多いそうです。そして日本では当たり前ですが、“旬の素材があって、それをどう食べるか考える”という姿勢です。だからシェ・パニーズではレストランの方では、その季節に合ったひとつのコースだけを日替わりで提案しています。カフェの方ではアラカルトもいくつかありますが、毎日仕入れたものでメニューを考えるスタイルです。お料理も美味しいですが、そこの根底に流れている精神がよいです。人気が出ても決して他に店を出しません。ウェイターもウェイトレスも料理人たちも、皆そろってグッドルッキング。そして仕事をとってもシリアスに捉えて励んでいる姿がよくわかります。素敵。受付業務をしている女性と話したら「30年働いています。とてもラッキーだと思っています」とおっしゃっていました。
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メニューの一例:おしゃれすぎる!!
➢オヒョウ(白身魚)のイチジクの葉での包み焼き、ペペロナータ(焼きパプリカのマリネ)とポテト、マジョラム、アイオリ添え
➢クリスピーポレンタ(トウモロコシの粉を煮てオーブンで焼いたもの)とグリルドズッキーニ、クランベリービーンズ、チリオイル添え
➢ロブスターラビオリ、シャンテレール(杏茸)、スクワッシュの花
➢ワイルドネトルのパッパルデッレ、マッシュルームとパルメジャン
➢夏野菜のミネストローネ、マージョラムペスト添え
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         クランベリービーンズ・・・・可愛い!
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           シェ・パニーズのエントランス

シュナウベルト博士とは家族ぐるみでお付き合いさせていただき、特に私の主人と息子さんのジュリアンが話が合う!特に車とファッション?いつも二人はちょっとだけジュリアンのスポーツカーでその辺をドライブに出かけます。前はカマロだったけれど、最近はムスタングにしたそうで、その型がマニアにはたまらないようで、よく知らないですが。私たちは精油の話や南フランスの今年の状況などを話しました。珍しいプロヴァンス産のヘリクリサムやフレッシュなイタリア産オーガニック・レモンなど、たくさん仕入れて来ました。今月末までセールをやっていますので、ショップサイトを見るかcontact@lsajapan.comにお問い合わせ下さい。シュナウベルト博士は11月に来日予定です。
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目の前の巨大ピッチャーに注目!これお代わりしていましたが、誰も顔は赤くならないし、何も変わらない。どうして?
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# by lsajapan | 2016-08-27 23:42 | 海外にて