<95> Réunion:レユニオン島に行ってきました!

インド洋に浮かぶレユニオン島。マダガスカルからは800kmほど東のところに位置します。セイシェル、モーリシャス、マイヨット、コモロなども近くです。
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そしてここはアロマテラピーを学んだ人の憧れの地でもあります。レユニオン島の旧名ブルボン島の名が付いた精油や農産物がいくつもあります。

ブルボンゼラニウム
ブルボンヴェティバー
ブルボンヴァニラ
ブルボンコーヒー
なぜそんなに特別なんでしょう?

行ってみてわかりました。約2500km2の島には2つの火山があり(ひとつは休火山ピトン・デ・ネージュ、もうひとつは活火山ピトン・ド・ラ・フルネーズ)ユネスコの世界遺産として2010年に登録されています。この火山によって約300万年前にできた島は、鉱物が豊富に含まれる火山灰土壌で、小さな島に高い山があることで上昇気流が発生しやすく、降水量が豊富です。季節は夏と冬(雨期12〜4月と乾期:5〜11月)ですが、南半球なのでこれから夏本番。
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元々は無人島だった島を16世紀にポルトガル人が発見して、17世紀にフランス領になりブルボン島と命名されました。何回か島の名前は変更されていますが、現在はフランスの海外県です。インフラや年金制度などがおとなりのマダガスカルとは全く違い、きれいに舗装された道路と清潔な環境、物乞いゼロ、動植物の管理、研究、自然保護などがしっかりと整っています。独自の生態系を持ち、固有種や園芸品種などが豊富です。
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ピトン・デ・ネージュの近くのピトン・マイドから下を見下ろすと、いくつか村が見えます。標高は2190mです。
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ゼラニウムを中心とした農家です。5種が植えられており、バリエーションが楽しいです。

温暖で降水量も十分なので、緑の深いところもある一方、溶岩でゴツゴツしたハワイ島のコナを思い起こさせる風景も見ました。標高の差によって気候帯も変わるので微気候(Micro Climate)が特徴です。
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サトウキビ畑が広がり、島の第一の農産物となっています。サトウキビからは砂糖だけでなくラム酒や家畜の餌、火力発電の燃料、ヴァニラのマルチングに使用したり、フル活用です。
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母がいつも紅茶やコーヒーに入れていたラ・ペルーシュ・カソナードのキビ砂糖もレユニオン産だったんですね〜なぜ茶色い角砂糖の角が崩れているものを愛用しているか、二十歳そこそこの私には想像もできませんでした。
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案外身近にあったレユニオン・・・・

https://www.arcane-jp.com/cassonade/
http://www.ucc.co.jp/bourbon/

ブルボン・ポワンテュという特別なコーヒー・・・・18世紀にブルボンコーヒーから変異したことが記録されていますが、ヨーロッパでは大人気となったそうです。その後、サイクロンの被害にあったり、戦争の影響でコーヒー農場は消えて行きましたが、20年程前からリバイバルとなりました。現地でも高価でしたが。味は格別、ちょっとチョコレートのような香りと爽やかな酸味を感じます。ガイドのジャン・リュックさんから聞いたところでは、ブルボンコーヒーは他のコーヒーと比較して50%程しかカフェインを含みません。再開発には日本の資本が入ったんですね。
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芳香植物の栽培も盛んで、いくつか農場も見学して来ました。ヴァニラはやはり世界一の風格がありました。ジャワ島の農園にも訪れたことがあり,キュアリングの説明も受けましたが、時間のかけ方などがかなり違うことがわかりました。今回は何種類ものヴァニラを育てているところを見ることができ、美しい花や人工授粉の方法、キュアリング、選別なども見学しました。
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ヴァニラの花:ラン科の植物なので、美しい花が咲きます。1日で枯れてしまうそうです。その間に受粉できなければヴァニラビーンができないので、レユニオン島では女性たちが受粉の作業をします。

ブルボンゼラニウムも学名=植物のような簡単な種ではないことがわかり、現在、一生懸命リサーチしています。何件かの農家を訪れ、どのような種類のゼラニウムを植えているか、蒸留はどのようにしているかをよくみせていただきましたが、学名や交配について調べて行くと、かなり複雑です。

11月6日の日曜日14〜17時に3時間かけて、今回の旅行で見学した植物類、そしてさらに詳細にリサーチしたことを紹介します。様々な精油やヴァニラ・エクストラクト、ヴァニラビーンを使ったお菓子(私が作ります!)やブルボンゼラニウムのお茶やジェリーを味わいながら、楽しいひと時を過ごしましょう。
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by lsajapan | 2016-10-09 13:31 | 海外にて
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