<85> スピリチュアリティとは:その1

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ハッブル宇宙望遠鏡がとらえたオリオン星雲 (HUBBLESITEより)

2月も今日で終わりですね。春の気配も感じつつも朝晩はまだまだ寒い日が続きます。私は現在150種の精油の本を執筆中です。ピエール・フランコム氏のフランス語の文献も取り入れてリサーチを重ねています。今回は頸椎症が再発しないように、本気で体力作りしながらの執筆です。少し遅れ気味で心配ですが頑張ります!

今回は次号のアロマトピアに寄稿した記事の一部を紹介します。長いので、3回に分けて少しずつ載せることにしました。毎週アップしていこうと思います。「スピリチュアル」に関する特集で、私は「スピリチュアリティの歴史ーーヒーリングとの関わりと過去から現在までの変遷」というタイトル記事を担当しました。その最初の出だしのところです。

「スピリチュアリティとは」

スピリットとは人間や動物に宿る生命力であり、語源はラテン語の”spiritus” (スピリトゥス、呼吸、活力、勇気)から来るもので、その形容詞が「スピリチュアル」ということになります。名詞にすると「スピリチュアリティ」で、一般的には「霊性」や「精神性」と訳されます。

定義は様々で、宗教的、文化的にも違う概念でとらえられています。神とのつながりから見いだすもの、自分の中から禅や瞑想,内省によって見いだすものなどその道も多岐に渡ります。現在、一般的にとらえられている「スピリチュアリティ」の意味合いは、その人の精神世界との関わり方を示し、「スピリチュアル」であることは精神世界や輪廻転生、高次の存在を信じるタイプの人々を指します。ちなみに「スピリット(霊性)」と「魂(ソウル)」とは完全に一致するものではありません。
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魂は特に東洋思想では輪廻転生するその生物に宿った人格を持つ永遠の存在を指します。古代エジプトでもスピリットはカー、ソウルはバーと分けて考えています。「カー」(スピリット)は生命力を象徴します。人間が生まれる時にカーは吹き込まれ、死ぬ時に身体から離れます。一方「バー」(ソウル)は魂や個性を表し、身体が死んでも生き続けます。バーは人間の頭部と鳥の身体を持つ存在として墓から飛び立ちます。そして来世でカーと合流して再び人間として機能します。
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写真の「口開けの儀式」はミイラを墓に入れる前に神官が行う儀式のひとつで、親族や友人の前で死者のミイラの口を開ける動作をして、感覚を呼び戻して呼吸ができ言葉をしゃべれるようにします。さらに供物を飲食できる能力が与えられます。困ったことがあると亡くなった家族に手紙を書き,助けを願いました。日本の先祖供養と少し似た考えを持っていたのではないかと思います。

この続きは来週に続きます・・・次回は「スピリチュアリティの起源」
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by lsajapan | 2016-02-29 07:50 | インスピレーション
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