<68> 北海道医療大学を訪ねて

忙しいのを理由にブログを3ヶ月も空けてしまいました。1ヶ月に2回くらいはポストしたいところです。ともあれPEOTコースは無事に始まり、たくさんの熱心な方々が集まってくださいました。全力を尽くして良いコースを作っていきます!このコースのためにいろいろな備品を用意したり、勉強のスタイルを工夫したり、講師の先生方を新しくお願いしたりと、17年前にLSAを最初にオープンした初心に戻るような感覚です。テキストも最新のシラバスに沿って編集して、とても楽しい作業です。今までのコースよりもさらに自然環境を意識したり、化粧品についての知識や香りと嗅覚に関する最新の研究も興味深く、自分自身をレベルアップできるはずです。

ところで5月の第3週に北海道医療大学の北方系生態観察園と薬用植物園へ、生徒有志と共に伺いました。それぞれが植物への思いが熱い方たちばかりで、農学部出身や農業に実際に携わっている卒業生やフラワーエッセンスを実践している方たちが集まりました。案内をしてくださった堀田先生も情熱的で、数時間の森での散策はまるで浮世離れした別世界に迷い込んだような経験でした。15ヘクタール以上にも及ぶ森の中に散策路があり、小川が流れ、ボランティアの人たちと共に少しずつ手入れをしているそうです。季節ごとに咲く花も代わり、はびこった笹の葉を取り除くと、そこから様々な自生植物が顔を出すそうで,それを先生は丁寧に写真に記録し、年に何回か写真展を開かれています。植物への愛情が写真を通して感じ取れる“植物エネルギー”という写真集も出版されています。
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堀田先生は薬学博士で、北大で抗癌剤の研究をされていたそうです。あまりに忙しく、ご自分の体調を崩されたそうで、その経験から自然にもっと触れ合うライフスタイルを求めて現職に付かれたそうです。大学の授業も担当され、森の管理運営や来客の案内、写真展などお忙しい中、お時間をいただきました。最初は日本ホリスティック医学協会のセミナーで私は“サトルアロマテラピー”、堀田先生は“植物エネルギー”のレクチャーを担当し、お話しを聞いて是非伺いたいとかねがね思っておりました。実現してとても嬉しいです。

熱く語る堀田先生。右腰に付けているのは蚊取り線香です。付けないと蚊柱(初めて聞く恐ろしい言葉です)が立ってしまうそうです。でも裏返しになっている??
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多くは薬用植物で、アロマテラピーに関係のある芳香植物ではないですが、ミズバショウ、ニリンソウ、クルマバソウ、ヒトリシズカ、エルダーフラワーなどの普段なかなか見られない植物をじっくり観察してきました。多くは薬草または北海道特有種で、自生しているものと栽培されているものがあります。一部は学名と一般名、効能が記載されたプレートが立ててあります。

先生は見る植物見る植物「お〜!いつの間にこんなに育ってきたか〜」などと歓声を上げながら説明してくださいます。「前にはいつ来られたんですか?」と聞くと「昨日」とおっしゃっていました。3日くらい空いているのかと思いましたが、植物は毎日変化しますよね。

ヒトリシズカ
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ニリンソウ
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エルダーフラワー(エゾニワトコ)と北海道で農業を営むLSA卒業生の絵理ちゃん
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北海道で栽培されるホッカイトウキ (Angelica acutiloba) の葉をもらって、肩にしょってハイキングを続ける加藤さんの愛らしい後ろ姿
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フキノトウの雌株の綿毛を堀田先生に見せてもらう。フキノトウって雄株、雌株あるんですね。かわねちゃんが持っています。
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行者にんにく・・・・ニラのような匂いのする葉、食べると3日くらい匂いが消えないそうな・・・行者にんにく入りの冷凍餃子をお土産に買おうとしたら、北海道に住む福田さんに止められました。でも堀田先生に少しずつ葉辺をいただいて食べたところ、とってもおいしかったです!
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和種と外来種のタンポポの見分け方:額が反り返っているのがセイヨウタンポポ(外来種)だそうです。もっと調べてみたところ、春だけ咲くのが和種で1年中咲いているのが外来種だそうです。和種はシロバナタンポポとキバナタンポポに大きく分かれ、最初の西洋種は20世紀初頭に札幌市にアメリカ人の農学校教喩によって野菜として持ち込まれたというこです。タンポポコーヒーやタンポポワイン、葉をサラダにしたりします。利尿、貧血、血液の浄化、解毒に効果があります。西洋種の学名はTaraxacum officinaleと、ちゃんとofficinale(薬用)が入っており、見直してしまいました。

左側が西洋種、右側が和種
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この形が似た大小の葉は、大きい方が毒草(トリカブト)、もうひとつが薬草(ニリンソウ)・・・見分けられますか?ニリンソウの白い花が咲くまでわかりにくいとのことです。勝手に素人判断すると野草もキノコも怖いです。時々ニュースで報道されていますよね。
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堀田先生曰く、森林浴とは漢方の説く病気予防の極意と同じだそうです。石狩の森を歩き、自生植物に触れて新たに植物のエネルギーに触れ、さらにフラワーエッセンスについても考えさせられることが多くありました。それぞれの植物がとても個性的で美しかったです。

スミレ (Viola mandshurica)
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一応「私も一緒に行きました」の証拠写真スリーショット
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by lsajapan | 2014-06-05 12:32 | インスピレーション
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