<63> Picatrix  ピカトリクス

9月27日はアメリカからクリストファー・ワーノック氏をお迎えしてセミナーをしました。コーディネーター兼通訳は私の占星術の長年の先生である芳垣宗久先生です。ワーノック氏のユニークなところは、スコットランドでルネッサンス史の修士号を取得し、その後ロースクールで学び弁護士になり、ワシントンD.C.で15年国選弁護士をして来たという経歴です。ワーノック氏曰く「占星術も弁護士の仕事と似ているところがあるんだよ。過去の例を出してきて比べてみたり、一度見たことのあるケースを引き合いに出して結果を導いて行くあたりがね。」

現在では弁護士は趣味(!)としてやっており、占星術師としての仕事がメインだとお話ししてくれました。ワシントンD.C.では犯罪関係の弁護をしていたので、現在は知り合いの人たちの大家さんとのトラブルや税金関係の相談(日本だと税理士にだと思いますが、法律に絡んで来るとアメリカでは弁護士に相談するそうです)にのっており、現在7件ほどを取り扱っているそうです。ふ〜ん、すごいですね。何だか占星術の話から大変逸れてしまいましたが、いつも周りにいる方たちとは違うので、興味津々でいろいろとお聞きしてしまいました。
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 芳垣先生とワーノック先生:息もピッタリなお二人

ところでピカトリクス(Picatrix)についてですが、これは占星術をベースにした魔術(Astrological Magic)で、どちらかと言うと陰陽道の西洋版のようなものだとおっしゃっておりました。11世紀頃にまとめられたもので、アラビア語で編纂されたものだそうです。過去300年程封印されていたものです。魔術と言うと恐ろしいものを想像したり、不可能なことを可能にするということを想像しますが、これは宇宙と人間の心理に働きかけて変化を起こすというものです。迷彩色というのは、確かにそこにいる存在をあたかもいないように見せかける効果を示しますが、占星魔術はそんな感じだそうです。実際に3次元の世界では同じであっても人間の心理や知覚、認知に働きかけて変化を起こすというわけです。
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            こちらはPicatrixアラビア語版

特定な惑星に祈る(願をかける)場合は、適切な占星時間を算出して,適切なタリズマン(護符)を用意して儀式を取り仕切る必要があります。これを全てマスターするのには、数年間の勉強を要するそうです。
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芳垣先生も着色中
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私も木星に願いをかけます
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木星のタリズマンです

金星は愛と美と友情,喜びに、木星は豊穣と家族の幸せのため、成長と発展に・・・などととても平和な感じです。でも恒星のアルゴルなど、ちょっと怖いタイプの天体に祈るということもあるのでは?ワーノック氏はアルゴル(ゴーゴン、メデゥーサとも言いますよね。頭が毒ヘビの怪物)のタリズマンを使った儀式をした際には、コンピューターなど家の電気システムが1時間近くもダウンしたそうです。他の人たちに災難がかかるようなことをすると、自分にも鏡のように同じことが起こるそうな・・・・・だからよい目的のため、それも自分の努力を含めて願いを実現するエネルギーに働きかけるという姿勢で臨むことです。悪魔には祈りません。ポジティブな存在にのみ関わります。
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ワーノック先生が皆のタリズマンを聖別し木星に祈りを捧げます

私がPicatrixに惹かれるのは、時代背景とその時代の人々がどんな世界観を持っていたかを教えてくれそうな点です。それとやはり錬金術とは深い関係があり、ヘルメス・トリスメギストスが最初にエジプトで占星魔術をつくり出したと言うことです。本当にエッセンシャルオイルと占星術には深いつながりがあるんですね。

10月10日にはPicatrixについてのレクチャーとタリズマンの説明、一人に一枚ずつタリズマンを配布して、色を塗り、獅子座の第3デカンに対する儀式をします。牡羊座と火星に関係が深く、愛と楽しみ、幸運に関係が深いデカンだそうです。興味がある方は是非いらして下さい。
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儀式の後はパーティーです。原口さん,高嶺さん、高桑さんが腕を振るってくれました。感謝します。私はこの日のテーマカラーのパープルの色をとってブルーベリーマフィンを焼きました。次回は赤がテーマなのでクランベリーマフィンを焼きます!
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by lsajapan | 2013-10-02 01:23 | セミナー
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