<40> Munchen with Dr. Schnaubelt ミュンヘン

シュナウベルト博士の企画するドイツ南部ババリア地方(バイエルン)ミュンヘンでの研修ツアーに行って来ました。初めてのドイツですがババリア地方出身者であるシュナウベルト博士一家がホスト役で、いろいろな名所や畑を訪ね、収穫の手伝いや蒸留の過程を見学させていただきました。

まずはミュンヘン空港、とても機能的で能率の良い空港として有名だそうです。デザインも美しくすぐに外に出て,タクシーはと乗り場に行ってみたら全てベージュ色のベンツ。さすがですね〜。アウトバーンは現在3分の2は制限速度が設定されているそうですが、150kmだったりします。小雨が降っていても運転手さんははりきって200km出しておりました。ノリノリで話をするので「Slow down」とも切り出せず、ヒヤヒヤしてしまいました。時間帯や天候,車線でも制限速度は変わるようで、電光掲示板になっている制限速度表示は各レーンに設定されておりました。200kmで運転しているのに、まだ抜かす車もおり、性能の良い車ばかりを見かけるあたりはドイツなんだと実感。

今回O-104の騒ぎは多少懸念材料になっておりましたが、北のベルリンでのことなので,南のミュンヘンでは全く話にも出ず、初日から皆大いにサラダを食べていました。宿も「バイオホテル」なわけで、野菜は全て有機栽培、肉類も全て健康的で人道的な飼育法で飼われた家畜からのものだけです。それでも私にとって、名物料理のクヌーデルや白ソーセージ、ザワークラウト、皮付きポーク、レバーケーゼなどは,あまり得意ではないタイプの料理なのでシュナウベルト博士の冷たい視線をよそにひたすら各種サラダを食べていました。
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私の部屋です。スイスパインで建てられていて、1週間ずっとパインの木材のいい香りに包まれて熟睡できました

シュナウベルト博士のしてくれたババリア地方の可愛いらしいお話:
昔々神様が皆に土地を分けてあげることにしました。フランス人、イギリス人、イタリア人、スペイン人、ババリア人など皆に声をかけておき、いよいよ集合時間になりました。皆きちんと約束の時間にやって来ましたが、飲んべえのババリア人はビールとシュナップスの飲み過ぎですっかり寝過ごしてしまいました。神様が皆に土地を分け与え終わったあとに「すみません遅れてしまいました」とやって来たババリア人に神様は「困ったな・・・もう全ての土地を分け与えてしまったよ。しょうがない,私の土地を少し分けてあげよう」と自らの土地を分け与えてくれました。だからババリアは「神の土地」だそうです。満面の笑顔で話し終わったシュナウベルト博士....しばし皆で大笑いする中、とても嬉しそうに誇り高いババリア人を前面に打ち出し、何とも無邪気な博士の一面を見る気持ちでした。

また博士の母校であるミュンヘン工科大学の農学研究室にもお邪魔して、電子顕微鏡を覗かせていただいたり(メリッサやミントの葉の表面はエメラルドの宝石がたくさん輝いているようで美しかったです)最新の蒸留器での小ロットの蒸留をしてきました。原料植物を収穫後にどのように扱うかも抽出される精油に大きく影響が出ることを学びました。モナルダからは真っ赤な精油、ヤローからは美しいブルーの精油が抽出されるのが見え、時間が経つごとに青色が濃くなって行くのを観察しました。
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「ぎゅうっと入れてはいけません」とリンダー博士

カモミール、メリッサ、アンジェリカの畑を見学、収穫体験、蒸留の手伝いをしたり、硫化物の除去法や苦労話などレクチャーをしていただきました。3件の農家を3日に分けて伺い、2つの農場ではランチをごちそうになり楽しく過ごしました。それぞれの植物で収穫の方法がそれぞれ違う工夫がされていたり、どのくらい投資しているかなどが手に取るようにわかりました。ジャーマンカモミールもローマンカモミールも極上品を仕入れて来ました!40ヘクタールのジャーマンカモミール農場主のキストラー氏は自信たっぷりで「私は絶対に妥協はしない。混ぜ物だって絶対にしない。市場に出ている80%のオイルは偽和されているが、私は一切受け入れない」と厳しい口調。グリーンの上下の新品仕事着でドレスアップしてご自慢の超大型刈り取り機で収穫の様子を見せてくれました。様々な問題と闘って開発して来た収穫法と蒸留法で3年は色が変わらない純粋なジャーマンカモミールを100ml買い付けて来ました!来週はセール広告を出しますので、お見逃しなく。
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アンジェリカ畑で

ノイシュヴァンシュタイン城まで足をのばし、ルートヴィヒ2世の人生を垣間みたり、ランチからビアホールに行って楽しく過ごしているババリア地方の人々の大らかさに触れたり、ソーラーパネルが各家に設置している意識の高さ、サイクリングレーンが随所にあり、ぼんやり歩いていると突き飛ばされそうになるので注意しながら観光したり,憧れの薬局(アポテーク)に行ってみたものの四カ国語の説明文に英語はなし。フランス語が書いてある時はそれが唯一の頼り。結局薬剤師さんにお尋ねしながらいろいろな情報をお聞きしました。ババリア地方の夏は天候が変わりやすく晴天だと思ったら突然大雨、日が照っているとタンクトップになりたいのですが、急に陰ると寒くてたまらなく、セーターが必要という気候は驚きの連続で、朝の天気では判断しないという習慣がついてしまいました。1日に二転三転するのです。6カ国からの参加者と共にいつもとはちょっと違う新しい体験をさせていただきました。

7月30日(土)にアドバンスト・スタディー・セミナーとしてドイツのアロマテラピー報告会とその後は新しい赤坂のスクールのお披露目も兼ねてババリア・パーティーを企画しております。クヌーデルとドイツの低アルコール・スパークリングワイン、ソーセージもできるだけ本式のものを用意してみようと思います。どうぞいらして下さいね!
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グループ観光もバスでなく自転車で・・・エコロジカルで健康的ですね。
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by lsajapan | 2011-07-03 01:39 | 海外にて
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